ep14「命の危機」
第二章『3人目』
ep14「命の危機」
【エアンコ村中心部】
コンセン
『ここがギルド集会所だよ!』
エステル
『ありがとうコンセンちゃん!』
コンセン
『ううん。コンセンのけがを治してくれたお礼!
それじゃあわたしママにおつかい頼まれてたから行かなくちゃ!
またねお姉ちゃんたち!』
手を振る3人。
コンセンは去っていく。
目の前のギルド集会所は2階建てとなっていた。
ギンガ
『ここがギルド集会所か。』
アイン
『早速入ってみましょ!』
中に入ると1階は食堂兼酒場となっており、2階がギルド受付になっていた。
アイン
『それじゃあわたしはいったん2階でギルド作成の申請をすませてきちゃうから、それが終わったらどのクエストを受けるか決めましょう。』
ギンガ
『わかった。』
2階へ向かうアイン。
酔っ払いのおじさん
『よお、お前さんたち。見ねえ顔だな。この村に来るのは初めてか?』
ギンガ
『そうです。ついさっき着きました。』
酔っ払いのおじさん
『そうか。この村にくるまでにゴブリンにでくわさなかったかい?』
ギンガ
『小型のゴブリンに数体くらい。でも全部倒しました。』
酔っ払いのおじさん
『おおそうか。それはなかなかにすごいな。
最近この村の近くに頻繁に現れるようになったから気をつけな。
お前さんたちギルド名はなんていうんだい?』
ギンガ
『ギルド名?』
酔っ払いのおじさん
『ん?なんだお前さんたち。ここにクエストを受注しにきたんじゃないのかい?』
エステル
『いえ、わたしたちはまだこれからギルドを作るところなんです。』
酔っ払いのおじさん
『そうか、新人かい。ギルド名は慎重に決めなよ。』
エステル
『どうしてですか?』
酔っ払いのおじさん
『一度申請して、審査されて受理されたらもう変えられないからな。』
エステル
『ねえギンガ。。。』
ギンガ
『ああ、嫌な予感がするぞ。』
アインが2階から戻ってくる。
ギンガ・エステル
『アインちゃん!!』
アインの元へダッシュする2人。
アイン
『どうしたの2人して慌てちゃって?』
ギンガ
『ギルド名なんて名前にしたの!?』
アイン
『もちろんかわいい名前にしといたわよ!その名も、、、
「アインちゃんとかわいい子猫ちゃんたち」』
ギンガとエステルは急いで2階の受付へ向かう。
ギンガ
『受付のおねえさーーん!!!』
受付嬢
『は、はい。』
ギンガ
『さっき怪物が提出した紙を大至急返してもらえませんか!?』
エステル
『お願いします!!わたしたちの貞操感、、、
いえ!命の危機なんです!!
受付嬢
『え、ええ。まだここに審査前のやつがあるわよ。』
ギンガは申請書を受け取りビリビリに破く。
ギンガ
『ふぅー、危なかった。。。』
アイン
『なによ!かわいい名前だったのに!』
ギンガ・エステル
『どこが!?』
こうしてギルド名は3人で話し合って決めることになった。
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