ep12「金欠」
第2章『3人目』
ep12「金欠」
【ハンガー街道】
夕食を食べるギンガ・エステル・アイン
エステル
『ところでアインちゃん。
エアンコ村にはあとどのくらいで着くの?』
アイン
『明日の昼頃には着くと思うわよ。どうして?』
エステル
『そろそろ食材が底をつきそうだったから補充したいなって。』
ギンガ
『その時はこの近くで食べられそうなものを探せば大丈夫じゃないか?』
エステル
『食材はそれで凌そうだけど、味付けに必要な調味料がなくなりそうなのよ。』
アイン
『!?!?』
アインは急に何かに気づく。
アイン
『あなたたちに大事なことを聞くのを忘れていたわ!!』
ギンガ・エステル
『大事なこと?』
アイン
『あなたたち、、、』
アインが真剣な顔でこちらを見てくる。
アイン
『今、お金はいくら持っているのかしら?』
ギンガ
『うっ。』
エステル
『あっ。』
ギンガとエステルは動揺する。
エステル
『わたしは小さい頃から貯めていたお金なら少し。。。』
ギンガ
『俺はほんの1,000pvくらいなら。。。』
「pv」とはこの世界における通貨である。
アイン
『ちょっとみんな出してみなさい。』
全員、所持金を出す。
アイン
『3人合計で15,000とちょっと。
なるほど。エアンコ村で食材の補充なりなんやりすれば無一文になりそうってことね。』
エステル
『どうするのアインちゃん?』
アイン
『エアンコ村にちょうどいいのがあるわ。』
ギンガ
『ちょうどいいの?』
アイン
『ええ、「ギルド集会所」よ。』
ギンガ
『ギルド集会所って確かクエストを発注していて、そのクエストを達成すれば報酬がもらえる場所のことだっけ?』
アイン
『そのとおりよ。お金を稼ぐにはクエストをこなすのが手っ取り早いわ。ということで、、、』
アインは立ち上がる。
アイン
『このメンバーでギルドを結成するわよ!』
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