八幡堀のラブソング
好いた娘と夜桜見物と洒落込む◆詩と写真は共に父の作品で、場所は滋賀県近江八幡市です。
水面静かな八幡堀は
桜も人も揺らいでいたよ
赤い欄干、昼の温もり
ざわめきの中、君の靴音
甘酒渡す指の白さに
かすかに触れて微笑み返る
黒髪匂い宿るひとひら
僕は黙って見つめていたよ
春風に誘われて昨夜、見物と洒落込んだのですが、気候も花も未だ未だですね。ただしボンボリは点っていて、水面に映っていました。
年甲斐もなくセンチメンタルになって、ラブソング風の詩というか歌詞というか長歌というか、まあ思い付くままにフレーズを並べてみました。全くの言葉遊びです。すべて七七調としていて、視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚という五感に訴え、起承転結に拘ったつもりです。鼻歌的に口ずさんではみたのですが元来、五線譜に落とす技は持ち合わせていません。誰か……
今夜あたりはだいぶ開くでしょう。写真は4月2日の19時頃で、撮影には一寸暗すぎました。
2008-04-03