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歌と詩

ぬくもり

作者: 風花 深雪


並んで歩いた夕暮れの帰り

ずっと傍にいた大事な親友


俯いた君は霞んだ声でそれを言うから

僕は黙って聞いていた


エンジン音 走りだす 遠くへ消えてった

いかないで 僕を置いて 小さくなってゆく


滲んだ世界 立ち尽くす

ぎゅっと堪えて空気を食む


『一人にしないで』




季節が巡った寒空の下で

隣に感じたぬくもりが恋しい


視線を向けてもぼやけた輪郭は消えてゆく

伸びた影は一つだけ


想い募り 苦しくなる 切なく濡れる目を隠した

淋しいよ 傍にいて 言葉は宙を舞うだけ


云いたいよ 此処に来て

ずっと僕の隣にいてよ


『好きなんだ』




着信音 眠りから覚めた

腫れた瞼 身支度を済ます


春の陽射し 僕を呼ぶ 面影残したその笑顔

よみがえる 懐かしい声


溢れ出す 想いを胸に 目頭熱くなる

言いたいこと 言えなかったこと たくさんあるよ


届けたい 僕の想い やっと気づいたこの気持ち

三日月の目で駆けだした



君にちゃんと、伝えるよ。








離れたり、なくなったりして気づくことってありますよね。そういうの、大切にしていきたいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 風花さまのファンだなんて、とても言えません。 ファンです←言ってる 色々な詩を読ませて頂きましたが、中でもぬくもりはとても好きです。 ちゃんと想いを伝えられる人になりたいと、そう思いました…
2018/02/11 19:23 退会済み
管理
[良い点] なんかかわいい。なぜか猫視点で再生された。恋愛だとおもうけど。
2017/11/11 09:07 退会済み
管理
[良い点] 初めまして、ひな月雨音と言います。 【ぬくもり】拝読させて頂きました。 素敵な詩ですね。 私は後悔したくないので、特に好意的な気持ちは、ちゃんと伝えるようにしています。 これからも楽…
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