再起編6/6(終)
今回こそ間に合わせるのです!──って少な過ぎですねこりゃ。
区切り上仕方ないのです……許してつかぁさい……。
そんな事を言われたって翼を使って空を飛ぶのは初めてなんだ、仕方ないじゃないか!。しかし、俺にとっては非日常的であるが二人にとっては日常茶飯事、不思議がるのも無理は無い。慣れてくれば俺も同じ様な事を誰かに言うようになるのだろうか。
どこに有るかも覚えていない神社を目指す事に対し、何か飽きが来た。だんだん考えるのが面倒になってくる──そうだ、どこまで速く飛べるのか無心になってやってみよう。そう思って一気に加速した時だった。
「おいおい、どこまで行く気なんだよ!戻ってこい、もう神社着いてるって!」
寸での所で呼び止められた、馬鹿を言うな、どこに神社が有るって言うんだ。これからもっと気持ち良く飛べるところだったのに──あっ、真下だった。
「思ったより近かった……」
落ち着いた俺をおいて二人は降下する、本当に軽くやるな。俺はゆっくりと恐る恐る着地する、まだ慣れていないし結構怖いのだ。
「んじゃ、お茶でも淹れてくるわ」
そう言って霊夢はそそくさと行ってしまう、魔理沙も付いていった。またもや置いてきぼりか、マイペースな人達だ……まぁ人のこと言えないけど。
「やっぱり不気味だな」
宴会の時は人(?)も多かったし雰囲気も明るかった、しかし、今は俺一人だ。微かな風に揺れる木葉、遠くから聞こえてくる謎の音、どれをとっても不気味で堪らない。人ならざるモノの気配が薄れきった現世ではどうだろうか、無機質で虚しい、のっぺりとした夜の雰囲気だろな、それが似つかわしいのだが……まぁ同じような雰囲気であって欲しい。そこまで考えて思考を止めた、ふと思った事が有るからだ。俺は何故二度と帰るつもりの無い現世と幻想郷を比べ、現世にも幻想郷の様であって欲しいと思うのだろう。現世がどうだろうと何にも関係ない筈なのに……。
「なに黄昏てんだよ、お茶有るぞー?」
魔理沙のおかげで思考の迷路に囚われずに済んだ、そうだな、お茶でも飲んで楽しい事でも話そう、とびっきりの幻想的な事を。
「今行きます!」
閲覧有難うございました!
あっ、これからしばらくは外伝を投稿します。




