慣れと部下と首切り編10/10(終)
今回も短めです
絶対止めさせる、そう決意した──でも時なんか『創造』でもどうしようも無かった。
「いい加減に──しろっ!!ふざけるなよ!?限度ってもんがあんでしょ!!」
決意を行動に変えようとした矢先の事、正直悠長過ぎた、始まった時に意地でも止めていれば良かった。後悔すら遅く、炸裂したスカーレットデビルの怒り。その怒りは態度に収まるものでは当然無い。
「頭冷やせっ!!」
そう叫んだかと思えばそのまま咲夜さんの首根っこを鷲掴みにし、豪雨の中に放り投げた。その勢いたるや豪雨の中でさえ咲夜さんが何かに打ち付けられる音が聞こえる程である。ひっそりと静まりかえる会場、今や存在を主張するのは衰えぬ豪雨だけ。死んだかもな、これ。それでもやがて、雨の戸張の向こうよりふらつきながら歩いて来る影が見えた。
「申し訳ございませんお嬢様、羽目を外し過ぎてしまいました」
雨に打たれ、膝をついた咲夜さんから酔いは抜けた様で、すっかり元に戻っている。
「流石の私も……もう無理よ」
お嬢様はそれを見て、自嘲気味に、もしくはどこか諦めた様に笑っている……。
「クビよ、人間、さっさと私の前から消えなさい」
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