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紅魔の館の拾われ執事  作者: 夜に生きる中途半端
壱章~十六夜咲夜の消失~
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慣れと部下と首切り編7/?

ちょっと細かくし過ぎましたかねぇ……。

※今話は会話が多いのと文章がぶれまくっています。

ご注意下さい。

どうしよう、前回は確かに意気込んでいた、リア充から脱却しようとしていた。しかし現状はどうだ。座敷の片隅で細々と摘まみを摘まみ続ける座敷わらしの様ではないか!。しかしながら現世で鍛え上げられた陰キャ精神が輝かしいまでの少女達への道を断つ、こっちから話かけれたらどれだけ楽か!話しかけてくれたのなら、それがどれだけ嬉しいか!。一人の時間は這うようにジリジリと進んでゆく。ふと空を見てみればそこには不安を煽る様などす黒い雲が横たわっていた、こういったものは嫌な予感が生まれやすいな。もういっそのこと帰りたい。

 「ねぇ」

 「!?」

 「そんなに驚かなくてもいいじゃないか……所で君、男だろ?」

 話し掛けられた……だと!?。その事にも驚きだが、この会場に他の男が居ることにはもっと驚きである。もしや同志?。

 「見たまんま男ですけど……」

 「やっぱり!いやぁ宴会の時に男に会えるなんて、珍しい事もあるもんだ」

 妙に馴れ馴れしい気がするぞ。雰囲気は普通の優男といった感じだが……この宴会に居る、それだけで充分おかしい。何を隠している?。

 「あの、お名前をお聞きしても宜しいでしょうか」

 「僕は霖之助、ちょっとした雑貨屋を営んでいるしがない人妖だよ」

 人妖と言っても魔力を探る限り常人より少し多い程度で、少女達とは比べ物にならない。なら何故宴会に?実力者では無いのか?。

 「人に聞いておいて自分は教えないのかい?」

 「あぁ、すいません、僕は石橋といいます、今は紅魔館で執事長の方を少しやってまして」

 「へぇ、それじゃあ実力者さんだね!」

 「……まだ全然ですよ、それにあなたはどうなんです?この宴会に呼ばれるという事はやはり力が有るのでしょう?」

 「いや、僕はそういうのはからっきしでね、ただ知り合いから誘われるってだけだよ」

 うーん、腑に落ちない。体格も俺より断然良いのだけども……本当に只の紹介で来たって事で良いのかな。

 「おーい香霖、呑んでるかぁー」

 「わわっ、魔理沙!急に抱き付くのは止めてくれって!」

 「お二方ってそういう……?」

 何とも微笑ましい光景だ。しかしリア充だったのかぁ、という衝撃の方が大きい。この世界には俺みたいな奴はいないのかも。

 「別にそういう訳じゃ……!ってもういい加減離れてくれよ!」

 「しょうがないなぁ──おろっ?お前さんはあの時の執事君じゃないかい?魔法は精進したかね」

 「ええ、多少は」

 そうかそうかと笑う魔理沙、こいついつも酔っぱってんな。図書室を襲撃してきた時は格好良かったんだが……酒の力ってすげー。

 「何処で知り合ったんだい?あっ、こら魔理沙っ、こんなところで肩車なんて無理だよ!」

 「パチュリーの所でだぜ!、ほらほら、香霖タワーのお出ましだぁ~♪」

 「首折れる折れる!、……あっ、香霖堂って店が魔法の森に有るから気軽に寄ってね!」

 嵐の様な魔理沙に宣伝を残して連れ去られる霖之助。もはや苦笑して手を振るので精一杯だ、どうぞ末永くお幸せに。と言うか霖之助の店は魔法の森に有るのか──あそこって結構妖怪が出るんじゃなかったっけ?やっぱただ者じゃなかろうな。

 しかし嵐が過ぎ去った後は草木の一本も生えていないのが定例と言うか何と言うか、さっきまでの喧騒が少し、いとおしい。もうぼっち呑みに移行してしまった、騒ぎまくっている少女達の姿を眺めるのは正直飽きない、にしてもだ。どうやっても胃袋に限界は来る、もう摘まみを食べ続ける事すら出来ない。もう部屋の隅で少女達を見つめるだけの何か変な人である。

 あー、暇。

閲覧有難うございました。

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