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紅魔の館の拾われ執事  作者: 夜に生きる中途半端
序章~幻想入り~
36/75

日常(非日常)編5/?

夏ですねぇ……(作中は春ですが)

「キャー!!」

 ──勢い良く扉を開け放つまでは良かった、しかし扉の先に妖精チックな羽を認めたとき直ぐに土下座しなかったのは失敗だった。

 「メイド長ー!!メイド長ー!!助けて下さい!覗きが出ましたっ!」

 余りの展開に呆然と立ち竦んでいたのも失敗だったろう、その叫びの刹那、浴場の方から現れた湯の滴る咲夜さんの裸体を結果として凝視してしまう。

 「……!?」

 「……!?」

 咲夜さんは裸体を見られようとも動揺や屈辱を顔に出すことはない、それはそれで凄いのだが──そのしなやかな肢体を一切隠そうともせず、召還したナイフを手に音も無く背後に回って来た事にはもっと驚いた。俺の背に特段柔らかい何かが触れているが、気にしないらしい。

 「これはどういう事かしらねぇ……!」

 咲夜さんのナイフは既に俺の薄皮を越えていて充分危険域に達している、出血も間近だと思われた。しかしまぁ執事が真っ裸の美人にナイフを突き付けられている、とはどういうシチュエーションなんだろうか。

 「ちょっ!違いますって!何処に着替えを持って犯行に及ぶ覗きが居るんですか!」

 俺的にはこれで誤解は解け、お互い頬を染めて終わりの筈だった。なのに咲夜さんは手元の着替えには目も暮れなかった、それどころかより一層疑いの念は強くなったようだ。

 「随分な偽装工作じゃない……!」

 「信じらんとかい!」

 これでは冤罪待ったなしである、何とか納得してくれ、なんとか首が繋がっている内に。やはりここは第三者の意見が欲しい、今は何を言っても逆効果に終わってしまう。公正な第三者……と言うと風呂場の前を誰かが通りすぎるのを待つばかりなのか、勿論そんな悠長な事は言ってられない。

 「すいません、誰か居ませんかぁー!冤罪ですっ!冤罪っ!」

 「このっ、往生際が悪いわね!」

 最終手段である。運が悪ければ一瞬で詰みになるこの場面、こんな暴挙に出るとはさしもの咲夜さんにも予想外だったようで、背後から少し焦り気味の声が聞こえる。

 「もうっ!大人しく認めたらどうなの!」

 「どうしたの咲夜?騒がしいわね……」

 この声はパチュリー!?助かったかも!。

 「助けて下さい先生!冤罪なんです!」

 「えっ!?、ちょ……これどういう状態なのよ、訳分からないわよ……今更その呼び方もどうかと思うし……」

 頼みの綱である先生はバッチリ動揺してしまった、勢いで押しきれないか?。

 「ほら、着替え持ってますよね!僕はお嬢様がもう誰も入る奴は居ないって聞いて来たんです!只風呂に入りたいだけで、覗きの容疑者扱いなんか予想外で想定外なんです!お願いです咲夜さんの誤解を解いてくれませんか?」

 「うーん……まぁ何と言うか……取り敢えずレミィを呼んでみますか、その証言の裏を取りたいしね」

夏休みの時期に入りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

僕は諸事情が重なりに重なりまくっておりまして……連載に支障が出そうなのです……。

すいませんがどうかご了承下さい、閲覧有難うございました。

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