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49話

 そして全身を赤い毛が覆った。赤虎へと変身したのだ。肉球付きの手をギュッと握る。そしてトールは跳んだ。地面に亀裂が入り、砕ける。スビジルの肩に着地したトールはスビジルの右の肩に正挙突きをおみまいした。

 激しい衝突音がしたかと思うとスビジルの肩が粉々に砕ける。スビジルの右手が支えを失って落下する。緩んだスビジルの右手から解放されたミーニャをお姫様抱っこしてキャッチするトール。

 トールの赤い毛が風で揺れた。そして接地したトールはミーニャを地面に緩慢に下ろしてやる。ミーニャは笑顔で


「トール大好き」


 ちう。ミーニャはトールのほっぺにキスをプレゼントする。トールは赤い毛に覆われた頬をさらに赤めた。彼はまた跳躍する。そしてスビジルの顔に跳び蹴りを行った。

 スビジルの頭部が吹っ飛んだ。岩で構成され頭がバラバラに砕け地上に落下する。絶命しただろうスビジルは体を傾け地面に転がった。まるで新たな岩山ができたかのようだった。



 カルトがスバリスの下へ来て半年が経った。


「スバリス、あんたと戦いたい」


 森でワンツーマン修業の最中にカルトは唐突にそう言い放った。スバリスは赤い瞳を細めニヤリと笑うと


「いいだろう。勝負してやろう」

 もうすぐ五十話です。物語も大分佳境に入ってきました。これからの展開どうしようかな? まあ、下書きは終わってますが。

 ここまで読んでくれた人何人いるかな? 一人ぐらい居てほしいけど……どうかな(汗)


 後書きまで目を通してくださりありがとうございますm(__)m

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