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1話

 神人、それはこの世界アムステルスで最も強大な力を持つ二つの種族を指す。一つは人型の赤い毛の虎「赤虎」。もう一つは人型の黄色い鱗を持つ龍「黄龍」。

 この二つの種族は常にお互いを敵視し闘争を繰り広げてきた。それは永年変わらないだろう。この争いに終止符をうつの者は全身黄金色の毛を持つ赤虎である。



 城内の広々としたホールは騒然となった。至る所から喧騒が聞こえる。人々が恐れ慌て逃げ惑っているのだ。

 豪華なテーブルや椅子、調度品や豪勢な食べ物がひっくり返ったり散乱しドレスアップした男女は遁走する。豪華な金色の絨毯は食材の汁で偏食している所まである。希代の怪物アグマは鉄製のハンマーでしばいても平然としてそうな分厚い窓を突き破り城に侵入してきた。彼は人型で全身緑色の肌をしていて額からは白い一本の角が生えている。服は着ていないし体格も大きい。

 アグマの視線は真っすぐに中肉中背でとげとげの赤い髪をし赤い瞳のトールを睨み据えている。激しい殺気を全身からほとばしながら。ずんずん早足で進むアグマ。険のある表情をしている。トールは城に招かれたクラトに連れられてこのパーティー会場に来ていたのだ。モンスターの総称はノルテ。ノルテの中でも強大な力を持つのが人型だ。その中でも危険度が非常に高い一人がアグマだった。

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