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[書籍化]もふつよ魔獣さん達といっぱい遊んで事件解決!! 〜ぼくのお家は魔獣園!!〜  作者: ありぽん


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97.練習の後はみんなでお着替え

『最後は全部一緒にやってみよう。少し歩いてからガッツポーズと足ピッだよ』


『これができたら発表?』


『うん、発表だよ。発表は柵に沿って1周するのはどうかな? そうすればクネクネ歩きもガッツポーズと足ピッも、いっぱいできるでしょう?』


『うん、それが良いかも!!』


『いっぱい練習したから、いっぱい発表が良いもんな!』


『他のみんなはどう?』


 ミル君が聞いたら、みんなそれで良いって。発表の仕方が決まったから、最後の練習を始めます。並びは2列のまま5歩歩いたら止まって、ガッツポーズポーズと足ピッをする事にしたよ。


 ドキドキしながら虫さんのスタートの声で、僕達は行進を始めます。クネクネ、クネクネ、止まってガッツポーズと足ピッ!! みんなが虫さんを見ると、虫さんが真剣な顔で頷きます。うんうん、最初のはちゃんとできたみたい。よし次!!


 小屋の中を2週するんだよ。僕達はどんどん行進を続けます。失敗しないように丁寧に。1番大きいヒットベアーさんとキックモンキーさんよりも、動きはとっても遅いけど、でもちゃんと綺麗にできてる方が良いもんね。


『みんな頑張って!!』


『間違わないように!!』


『クネクネ、クネクネ、ポーズの足ピッ!!』


『『『ポーズの足ピッ!!』』』


 ゆっくり、でもどんどん進んだ僕達。そして……。


『到着!! どうだった!!』


 小屋の2周がついに終わって、みんなで虫さんを見ました。虫さんは最初、じっと僕達を見ていて、僕とってもドキドキしちゃったよ。でもキリッとしたお顔に変わった虫さんは、その場で8の字に飛び始めて、飛び始めた虫さんの周りにパチパチと、小さな花火みたいな物が出ました。


『完璧!! みんな成功!! おめでとう!!』


 花火みたいなものは虫さんの雷魔法で、成功したからおめでとうの魔法だって。みんながわー!! って拍手をします。

 

『やったね!!』


『僕達完璧!!』


『あたち、できちゃ?』


『うん、みんな完璧にできたんだぞ!! やったな!!』


『わぁ、ちゃんとできちゃ!! うれちいねぇ』


『これなら発表は大丈夫!!』


『見ててくれてありがとう。後で僕達のおやつあげるね!!』


『うん、お菓子、嬉しい!』


 みんなの拍手が終わるまで、少し時間がかかりました。それでやっと拍手が終わると、すぐにみんなが発表しようって小屋から出て行こうとして。そんなみんなを僕は慌てて止めます。練習は終わったけど、別の準備をしなくちゃ!!


「みんなまって! はっぴょうのじゅんび!!」


『発表の準備? 今の練習でしょう?』


『練習終わったから、みんなに発表しなくちゃ』


「えとえと、はっぴょうは、かっこよくてかわいいかっこうするの。ママよんでくる!」


 僕は急いでママを呼びます。発表の時はみんなカッコいい洋服や可愛い洋服を着るでしょう? それからリボンを付けたり、ネクタイをしたり。ママがねたくさん準備してくれたんだ。リボンと蝶ネクタイ、それにバンダナ!!


 僕はカッコいい洋服を着せてもらったの。でもみんなにはお洋服がないから、好きな物を選んでもらって、ママに付けてもらうんだよ。


「もう練習は良いの?」


「うん!! ぼくたちかんぺき!!」


『みんなピッタリだったんだ!!』


『ねぇ』


 みんなの言ったことを僕がママに伝えます。今日は僕が魔獣とお話ししているのを、見ても大丈夫な人しかいないから、普通にお話しができるよ。


「そうなのね。じゃあ後は最後の準備だけね。人はね、発表したり何か特別なことをしたりする時は、特別な洋服を着るのよ。みんなはお洋服がないから、飾りを色々用意したの。ミル、あなたが教えてあげてね」


 ママがその辺にあった板を持ってきて、その上にカバンから出したリボンと蝶ネクタイとバンダナを置きました。それが終わるとミル君がみんなに、どうやって使うのか説明してくれたよ。それから最初にミル君が蝶ネクタイとバンダナを付けました。


 みんなはミル君を見て、他の物を見て、それから大興奮。すぐに板の周りに集まって、どれを付けるか選び始めました。

 あっ、バンダナはね、みんなお揃いの模様なの。みんな一緒が良いと思って。でも色が色々あるから、みんなに好きな色を選んでもらうんだ。


『僕これが良いなぁ』


『あたちこれ!』


『あ、私それが良い』


『そうか? じゃあこれはお前にやるよ。俺はこっちで』


 付けたい物が決まった子からママの所に行って、ちゃんと順番に並んだよ。みんな好きなように付けてあげるわねってママが。バンダナを首じゃなくて、腕や足に巻いたり、リボンや蝶ネクタイも、首ばっかりじゃなくて耳や尻尾に付けたり。みんな色々。


『人間はちゃんとした格好をしないといけないけれど、みんなは自由な格好が1番だものね。それに今回は私たちしか見ていないのだから、尚更好きな格好が良いわ』


 ささっとママが準備してくれて、最後はちーちゃんでした。ちーちゃんが1番小さいから、ちーちゃんには小さな物を色々持ってきたんだ。

 そうしたらちーちゃんは持ってきた物を全部付けたの。そのせいでいつものちーちゃんよりも大きく見えたよ。2倍くらい?


 だからみんな心配して、ちゃんと歩けるかポーズをできるか確認をしました。だって付け過ぎでできなかったら大変。ママに後ろを向いてもらって、ちーちゃんに歩いてもらいました。

 そうしたら完璧だったちーちゃん。ちーちゃん1番小さいのに凄いねぇ。もしかしたら1番上手かも。


「さぁ、準備はできたわね。みんなに知らせて良いかしら?」


「うん!! あのねママ、さくのところをあるくの」


「あらそうなの? じゃあ小屋を出るところから始めたらどうかしら」


『小屋から?』


「ええ、そうよ。まず最初に……」

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