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[書籍化]もふつよ魔獣さん達といっぱい遊んで事件解決!! 〜ぼくのお家は魔獣園!!〜  作者: ありぽん


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88.泥のお団子対決!! ん? 向こうで何かしてる?

「どろんこ、んこんこ」


『『泥んこ、んこんこ』』


『どりょ、んこんこ』


『『『泥んこ、んこんこ』』』


「ど~ろどろどろ」


『ど~ろどろどろ』


『ど~りょ、どりょどりょ』


「……あれは何だ?」


「何だ? って、何よ」


「あの変な歌だ」


「ああ、あれの事。最近アルフとミル君で歌っている、泥で遊ぶ時の歌ですって。あれを歌いながら遊ぶと、色々上手くできるとかなん何とか。この前一生懸命私に説明してたわよ」


「泥で何を上手くいく事があるんだ?」


「今やってる泥団子を、綺麗に大きく作れるとか、泥投げする時に、ちょうど良い感じに投げられるとかよ。この前は遊びに来ていた小鳥達も、一緒に歌っていたわね。後はタート達が歌っていたかしら。今アルフ達の間で流行っているのよ。そのうち魔獣園全体で流行るんじゃない。ヒットベアーの子供達も、キックモンキー達の子供達も、みんな覚えたみたいだし」


「ブルーノ、あれは皆、同じ歌を歌っているのか?」


「ええ、皆、坊っちゃまの真似を」


「……泥の歌か。子供は何でも歌にするな」


「いいのよ、本人達は楽しんだから」


 今みんなで並んで、泥のお団子を作ってます。赤ちゃんヒットベアーと赤ちゃんキックモンキー、それからちーちゃんは、泥の中に入って、泥のお団子を作ってるよ。


 あのねぇ、さっき凄かったんだ。グーちゃんとグリちゃんに泥を作ってもらってすぐに、お兄ちゃんモルーとちーちゃんが。泥んこ泳ぎを見せてくれたの。泥の中で泳げるようになったって聞いて、僕とみんなが泳いでるところを見たいって言ったから。


 それがとっても凄かったの。えと、いぬかきみたいに、お顔をずっと泥から出して、手はクロールみたいにクルクル回して。泥の端っこから端っこまで、スイスイスイッ! って泳いだんだ。


 僕もみんなも拍手。泥なのにお水の中みたいにスイスイ泳げるなんて、お兄ちゃんモルー達凄いよねぇ。僕はまだバシャバシャしかできないもん。僕も練習して、スイスイって泳げるようになりたいなぁ。


 みんなでお兄ちゃんモルーとちーちゃんの泥泳ぎを見た後は、みんなで泥のお団子作り。大きくて綺麗な泥のお団子を作った子が1番。ちーちゃんと赤ちゃんヒットベアーとキックモンキーは、3匹で1つの泥のお団子を作ってます。


 泥のお団子が終わったら、みんなで泥の中に入って、バシャバシャして遊ぶんだ。それが終わったらおやつを食べて、みんなでお片付けをして、今日はおしまい。


「みんな、どですかぁ?」


『良い感じ!』


『僕も!』


『ぼくだって!!』


『あたちたちが、1ばんだよね』


『うん、あたちたちが1ばん!』


『1ばんおおき、きにょみ、もらおね』


「えと、じゃあ、みんなおだんご、ならべてください!!」


 泥じゃない場所に、1列に泥のお団子を並べて、自分の作った泥のお団子の前に立ちます。コケコおじさんが誰が1番か審査してくれるの。ドキドキしながら、コケコおじさんの審査を待ちます。


『ふむ、皆なかなか上手にできているな。こっちの泥団子は丁寧に丸く作ってあるし、こっちはすべすべにできている』


 ブルーノおじいちゃんが、パパ達になんて言っているか。すぐに伝えてくれます。


「~と、審査をしております」


「何だ、ずいぶんしっかりと確認をしているな。そんなのただ1番大きい泥団子で良いだろう」


 僕もみんなも、パパの言葉にバッ!! とパパの方を見ました。


「パパ、ダメ! しっかりみてもらうの!!」


『そうだよ、ただ大きいだけじゃダメなんだよ!!』


『誰が1番か、大切!!』


 みんながいっぺんにお話ししたら、パパがちょっとビックリしてました。


「~と、申しておりますよ」


「そ、そうなのか。大切? なのか?」


「あなた、子供の泥団子だからって、簡単に考えちゃダメよ。みんな真剣にやっているのだから。まったく、あなたは何でも軽く考えるから、反感を買うのよ。子供ながらに、みんなしっかりと考えているのよ」


「そうか。……よく分からん」


 それからも続いたコケコおじさんの審査。ずっとドキドキして待つ僕達。そして全部の泥のお団子を見たコケコおじさんは、みんな前の中心に立ちました。


『皆、しっかりと素晴らしい泥団子を作ったな。これからもしっかりと練習して、綺麗で大きな泥団子を作るように。また、大きい泥団子ばかりではなく、小さな泥団子など、色々な泥団子を作って遊ぶように!』


「はいです!!」


『『『はい!!』』』


『『『あい!!』』』


「それでは今回の1番を発表する。今回の1番は、赤ん坊組だ!!」


『やっちゃぁ!!』


『あたちたち1ばん!!』


『どろだんご、1ばん! うれちいねぇ』


「ありゃあ、ぼくまけぇ」


『残念!!』


『あ~、負けたぁ』


『今日のおやつ1番は、赤ちゃん3匹だね』


『『『やっちゃあ!!』』』

 

 みんなでちーちゃん達に拍手です。その後は、作った泥団子を柵の下に並べて乾かしたよ。ちーちゃん達の初めての1番だったから、ヒットベアーさん達もキックモンキーさん達も、少しに間残しておいて良いって。


 泥団子を綺麗に並べた後はみんなで、わっ!! っと走って、泥の中に入りました。グーちゃんとグリちゃんの泥だから、やっぱりとっても気持ちが良い泥で、みんなでバシャバシャ、泥の中を走ったり、泳いだり、泥を投げたり。


 でも、遊んでる途中でした。なんか僕達と反対側の柵の端っこの方がザワザワして、僕もみんなもそっちを見ました。

 さっきチラッと見た時、柵の反対側の端っこの方には、若い大人のヒットベアーさん達とキックモンキーさん達が集まっていて。みんなで何で集まってるんだろうね、ってお話ししてたの。他のもっと大人のみんなは僕達の方に集まって、僕達の泥団子を見てくれたんだけど。


「どしたのかなぁ?」


『あっ! アルフ見て! 1番大きなヒットベアーとキックモンキーが、真ん中で変な格好して並んでるよ!』


「へんなかっこ?」


 みんなが真ん中を見ます。そうしたら若いみんなが半分に分かれて。その真ん中に1番大きなヒットベアーさんとキックモンキーさんが見えたんだけど。ミル君が言った通り、2匹は変な格好をしていました。

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