表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
[書籍化]もふつよ魔獣さん達といっぱい遊んで事件解決!! 〜ぼくのお家は魔獣園!!〜  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
31/118

30.モルー達の小屋へ出発!! あれ? また声が聞こえた?

『やっぱりダメか?』


『少しは広げられたが、顔がすっぽり埋まるほどは。そっちは?』


『こっちもぜんぜんダメだ。だが、朝になったんだ。人の動きも魔獣の動きも多くなる。それにかけるぞ』


『ああ。俺達の方も諦めないぞ』


『いなくなって丸1日とちょっと。みんなどうしているか……』


      *********


「アルフ、朝よ。今日はモルーの所へニニンを届けるんでしょう?」


「うん……、おはよごじゃましゅ」


「あなた、アルフの顔を洗ってあげて。私は朝ごはんの続きを」


「分かった。さぁ。アルフこっちだ」


 いっぱい寝たのに、なんかねむねむで。パパに1階まで抱っこして連れて行ってもらいました。それから歯を磨いて、冷たいお水で顔を洗ってもらったら、やっと目が覚めてきて。ママの美味しいご飯の匂いを嗅いだら、完璧に目が覚めたよ。


「今日の朝のご飯は、シチューとパンよ。お昼はどうする?」


「そうだな。モルーの小屋からシップの小屋へ行くからな」


「じゃあ、その場で食べられるように、サンドイッチを作るわ。まだ時間は大丈夫?」


「ああ、まだ1時間くらいある。今日はライアンも行く予定で、あいつが準備をしてくれくれるんだ」


「なら、ライアンの分も作るわね。それと夜のご飯は、昨日アルフが掘ってくれた、ホクホクを使った料理にする予定よ」


「やたぁ!!」


 朝のご飯をささっと終わらせたママは、すぐにお昼ご飯のサンドイッチを作りに台所に。僕とパパは持っていくニニンを取りに畑へ。それから他にも少しだけパパが準備するのを見て、大きい方のお家に戻ったら、サンドイッチが出来上がっていました。


 僕のサンドイッチは、ちゃんと僕専用のお弁当箱に入れてもらって。それを僕用の首から下げるカバンに入れたよ。それから、もしかしたら昨日みたいに、スコップや道具を使うかもしれないから、それもカバンの中に入れて。……たぶん使わないけど、パパの真似。


 全部の準備が終わって、ソファーでゴロゴロしていたら、外からパパを呼ぶ声が。


「隊長!!」


「お、来たな。今行く!! さぁ、アルフ出発だ」


「ママ、いってきます!!」


「行ってらっしゃい。勝手にどこかへ行ってはダメよ」


「うん!!」


 外に出るとライアンおじさんが、荷馬車に乗って待っていました。


「ライアンおじさん、おはよございます!!」


「おう、おはよう。それとアルフ、俺はお兄さんだって言ってるだろう」


「どう見てもおじさんだろう」


「いいや、俺は何と言われようとお兄さんなんだ」


「お前、それいつまで言うつもりだ?」


「後数年は」


「はぁ。アウフ、ライアンはライアンおじさんで言いぞ。さぁ、行こう」


 パパに荷馬車に乗せてもらって、それから今日忘れちゃいけないニニンの入っている籠を乗せて。最後に他の荷物とパパが一緒に乗って来て。モルーの小屋まで出発です。

 モルーの小屋まではちょっと遠いんだ。昨日遊びに行ったシマウの小屋よりも、もう少し遠い場所にモルーの小屋はあるの。


 でも遠くても平気だよ。だって他の魔獣さん達の小屋の前を通るから、みんなを見ながら行けばすぐに着いちゃうもん。どこに行くにもそう。地球のサファリパークみたい。地球は車で、僕は荷馬車に乗って魔獣さんを見るんだよ。


「あっ!! シマウ!! お~い!!」


 昨日遊んだシマウの小屋の所へ到着。もう小屋から出て、柵の中で遊んでいるみんなに手を振ります。そうしたらみんな鳴いて答えてくれたよ。それから今日も遊ぶの? って聞かれたから、今日はモルーとって言いました。また今度ね。


 みんなに見送られながら、馬車は進んでいきます。でもその途中でした。


『ママ……、ママ……』


『ほら、ご飯を食べて、これは……』


 僕はバッ!! っと横を見ます。また声? あれ、ここって昨日僕が声を聞いた場所? また声が聞こえた気がしたんだ。


「アルフ、どうした?」


「ん~、なんでもない?」


「そうか?」


 う~ん、昨日シマウ達がみんな聞こえるか確認してくれて、それで誰も声が聞こえないって言ったもんね。やっぱり僕の気のせい? でも何でここにくると、声が聞こえた気がするするんだろう?


 不思議に思いながら、シマウ達に手を振って、シマウ達の前を通り過ぎました。そのまま魔獣さん達に手を振りながら、時々お話ししながら進んで。モルーの小屋へ到着!!


 先にパパが降りて、その後に僕。パパに荷物を下ろすから、その間待っていなさいって言われて。モルーの小屋の隣はファイヤーホースっていう魔獣さんの小屋なんだけど。

 荷馬車が止まったのが、ちょうどモルーの小屋とファイヤーホースの小屋の間だったから。モルーとはこれから遊べると思って、パパにファイヤーホースを見てても良いか聞きました。それで良いって言われたから、僕はファイヤーフォースの方に。


 歩きながら、チラッとモルーの小屋の方を見ます。あれ? いつもモルー達は僕が来ると、小屋の縁に集まって来て、僕を見てくるのに今日はいない? 大人は見てこない時もあるけど、でもちーちゃんとモルーお兄ちゃん、それから小さい子はみんな見てくるのに。

 

 ちょっと変に思いながら、僕はファイヤーホースの方へ行きました。ファイヤーフォースは、お馬さんに似ている魔獣で、立て髪から炎がモワモワって出ているんだよ。


 でも不思議な炎なんだ。近づいても熱くないし、触っても大丈夫なの。図鑑で見たら、攻撃する時やイライラしている時や、敵や嫌いな人の前だと、とっても熱くなって、炎で攻撃するんだって。でも自分は炎で怪我したりしないんだよ。


「ホーさ~ん!!」


 僕ね、まだ上手くファとかフォとか、言うの苦手。だから今はホーさんって言ってるんだ。他の同じようなホース達もホーさんね。ええとファイヤーフォース、アイスホース、ウインドホース、それからそれから……。いっぱい!! まだ全部覚えてないの。


「おはよございます!!」


『『『ヒヒヒ~ン!!』』』


「みんなげんき?」


『『『ヒヒヒン!!』』』


「そか!!」


 みんな元気だって。僕も元気!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ