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CHAPTER2-1
ある日体育館裏に呼び出された
誰に何故呼び出されたのかも知らない
誰かが放課後呼んでいると友達に言われ
こうしてやってきたのだ
行ってみたら誰もいなくて
ただ景色を眺めていた
僕は本当に何も考えてなかった
本当に手伝いでもやらされるのかと
そう思っていたのに予想は大きく外れて
一人の女子が僕の元へやってきた
風がとても強い放課後
彼女がすごいなにか言いたそうな顔で僕を見ている
というよりも泣きそうになっている
「あのね、、、い、言えない!」
「え?言えない?」
「ちょっと待ってね、、、言えない!」
どういう意味か本当に分からなかった
何か言いたいことは分かったので
じっと準備が出来るのを待つ
しばらくすると覚悟が出来た顔で
彼女がこちらを見るので僕も身構えた
「あの、好きです付き合ってください!」
ノーガードで彼女の言葉が胸に刺さった