(1) リフトオフ
宇宙エレベーターに乗って宇宙に行くお話です。観光旅行なので、宇宙生物も出てきませんし、異星人の遺跡なんかも出てきません。人が死んだりもしませんし(たぶん)、事故が起こったりもしません(たぶん)。今から約100年後の宇宙開発と宇宙利用の状況を、現在の技術を延長して空想していきます。多少人間ドラマも入るかもしれませんが。20回前後でまとめる計画です(予定は未定)。
「上へまいります」
そう言った画面の中の女性がピンと伸ばした右手の指先を上に向けると、僕の座席を含む大きな乗り物はわずかな振動とともに動き出した。しかしその振動も一瞬で収まり、その後は音もなくスムーズに上昇していく。その証拠に、スクリーンに映し出されるこれまで乗り物の周囲を覆っていた発着ステーションの駅舎の、何重にも多層化されたフロアは、みるみるうちに下方向に流れていって、やがて視界から消えていった。そしてその代わりに眼前に広がったのは熱帯の風景、絵に描いたように青々とした空とエメラルドの海が、眼下に広がった。
「ああ、ここは熱帯だったんだなあ」
と、なんだか気の抜けたような声が自然に口から抜け出してくる。なにせ宇宙に出るというんで、こっちはかなり身構えていた。もちろん緊張感もあった。ツアー募集の説明会から始まって、申し込みを決意し、抽選を経て当選が決まった。その後スケジュールが発表になり、事前のレクチャーが合計4回、加えて事前の訓練も経て、ようやくの出発ということで今日に至ったわけだ。説明会から数えれば、すでに半年以上が経過している。
そんな末に迎えたこの日だったから、出発のカウントダウンがどれほど長く感じられたことか。その、自分の26年の人生の中でも最大級の緊張感の果てのカウントゼロ。……ところがその後に来たものが、この音も振動もないリフトオフだったのだ。気の抜けた声も出ようというものである。そしてそれに重なるように、先ほどの画面の中の女性による搭乗のアナウンスが流れてきた。
「この列車は宇宙エレベーター『ターサ1号』です。ただいま本機は16時0分、定刻どおりターサ島沖アースポートを離れ、上空3万5800キロの静止衛星軌道ステーション『1st STAR』を経由、赤道上高度10万400キロに位置するカウンターウェイトまで、平均時速約350キロで上昇してまいります。」
この画面の人は確かアリシアさん。このツアーの添乗員さんで、今回僕たちのツアーの全体的なお世話をしてくれる人だ。なかなかの美人さんなので、個人的にちょっと気になっているというのはまだ秘密だ。
そのアリシアさんのアナウンスのバックでは、さまざまな状況報告や指令のためのオペレーターの声が聞こえている。ついさっき行われたブリーフィングでの説明によると、本来ならこのような内幕の音は機内の乗客向けには流さないということだが、今回に限っては「宇宙エレベーター」そのものの見学ツアーなので、サービスとしてオペレーションの様子も積極的に流すようにしたらしい。なんとなく宇宙船の発進っぽい臨場感があってワクワクする。
こういうワクワク感は、子どもの頃に戻ったようで気分も上がってこようというものなのだが、しかしあまりにもスムーズなリフトオフに、今の気分はむしろ肩すかしを受けたような感覚の方が勝っている。宇宙に出発するというワクワク感とは裏腹に、乗り物に乗ったような感覚はほとんどなく、最初の数秒間はエレベーターが上昇する加速度を感じはしたものの、それもすぐに収まって、今は建物の中にいるのとほとんど変わらない。多少のモーターの振動と風を切るようなノイズは感じられるけれども、外の風景の見事さにそれも意識して感じようとしないとすぐにどこかに紛れてしまいそうだ。
やっぱり宇宙と言えばロケット、ロケットと言えば轟音を響かせて煙をもくもくまき散らしてあっという間に飛んで行ってしまう。そんなイメージがいまだにぬぐえないのは、僕が古い人間だからなのだろうか。カウントダウンで、5、4、3、2、1、……ときたら、「ドッカーン!」が続くのが常識というもんだよな。僕もいちおう、生まれた頃から宇宙エレベーターを見て育ってきた世代ではあるんだが……。子どものころからいろんな宇宙の話を聞いた、僕ら兄妹の宇宙好きの感染源であるじいちゃんの影響なのかもなあ。そういや生前のじいちゃんが宇宙エレベーターについて言っていた言葉を、今思い出した。
「宇宙エレベーターはなあ。そりゃいいもんなんだろうけども、あれだな。カッコよさ、てものがないんだよなあ」
すごく残念そうにそう語っていたことを、思い出した。じいちゃん鋭いよ、いまさらだけど。それに、宇宙エレベーターと言えば、ただひたすら垂直に昇っていく、そしてそれだけの乗り物だ。いや、もちろん降りても来るんだけどね。だけど、とにかく赤道上の1点、今回の場合は東太平洋、南米の西海岸沖にある孤島、ターサ島のほど近くに建設された、海上都市「ターサ島沖アースポート」からまっすぐ上にひたすら10万キロ余りを昇り、ひたすら昇り、昇る。もちろん最終的には降りてくるんだけれど、ただそれだけのツアーなのだ。文字通り「1次元の旅」なのだ。その1次元空間以外のどこにも行かない。こんな旅は他にはないだろう。
「すごく静かに昇っていくんだねえ」
そんなことを考えていたとき、横で風景を見ながらつぶやいたのは妹だ。今は大学3年生の夏休みで、留学のチャンスもインターンシップも放り出してこのツアーに参加している。もともとこれに参加したいと言い出したのはこいつの方だ。
僕の方はどちらかというと、保護者枠で引っ張り出された口で、最初はあまり乗り気とは言えなかった。でも、もともと宇宙好きでもあったし、せっかく貴重なサバティカル休暇を適用してもらって参加したのだし、結果的にはこれまでの行程だけでも実際いろいろと貴重な体験もできた。ここまでくると、むしろ思いっきり楽しんでやろうという気にはなっている。旅行費用の大半を両親の懐から出してもらっているとはいえ、それ以外の場面でも結構な費用と時間が掛かっているのだから、元を取らなくちゃ損だ。でも、楽しめるのかなあ。
「お近くのウィンドウをご覧ください。海上は晴天で午後のまぶしい日差しが空と海を鮮やかに照らし出しています。出発から約2時間は景色の変化がもっとも激しい時間です。この後しばらくの間、地表と宇宙の入り混じる幻想的な風景の変化をお楽しみください。次回のご案内は約2時間後、18時ごろの予定です。なお、この後もオペレーションメッセージをご聴取されたい場合は、機内音声チャンネルの0番でお楽しみいただけます。以上、ご案内はチーフパーサーのアリシア・ナカイでした。ありがとうございました。」
「0番聞こう。0番……えっと……あ、もう0番だった。」
妹、パーリャはせわしなくスクリーンのタッチパネルを操作すると、また窓にしがみつくように景色に見入っていた。僕の方は、さっき搭乗前に買い込んだドリンクの1本をコンパートメント備え付けの冷蔵庫から取り出すと、そのままラッパ飲みを始めた。まあ、しばらくはめったに見られないこの風景とオペレーションメッセージのBGMを楽しむことにしよう。
* * *
今ふたりでいるこの小さな部屋は、宇宙エレベーターの籠部分、クライマーと呼ばれる垂直に昇る宇宙機の中、コンパートメントとなる宿泊用の一室だ。ここがこのツアーの間、21日間にわたる長い旅での我々の生活の場となる。そして僕ら兄妹は今回開催された、宇宙エレベーター「ターサ」、別名「最初のスペースエレベーター」の見学ツアーに参加している。見学ツアーといっても、かなり本格的なやつで、実際にクライマーに搭乗して地上10万400キロの最先端に位置するカウンターウェイトまで昇ることになっている。全行程には21日間かかる、ちょっとした豪華客船旅行に出る感覚とでもいえば一番近いだろうか。豪華客船旅行なんてしたことないけどね。費用だってそれとそん色ないくらいかかっている。気前よく出してくれた両親に感謝だ。お土産買って帰らないとね。お土産って何があるんだろう?
実のところ、このツアーは値段以上になかなか特別だ。そもそも、宇宙エレベーターでの旅客業務に世界で初めて認可が出たのがつい昨年のこと。そしてこのツアーが認可第1号のツアーなのだ。もちろん、今や宇宙エレベーターはこれ以外にも世界中に4基あって、日々さまざまな貨物を運んで宇宙と地表を往復している……はずだ。そのように聞いているし、時々はニュース映像などでも見ているので、そのこと自体は誰でも知っている。だが、多くの人々がそうであるように、僕も宇宙エレベーターが貨物を積んで往復しているのを、実際に見たことはない。
だがすでに多くの国が恩恵を受けている宇宙太陽光発電所の、安価で安定した電力は、22世紀の人類社会のエネルギー消費を根底から支えている。もちろん、まだ原子力発電所も、水力発電所も、地上太陽光発電所も残ってはいるけれど、少なくとも石炭やLPGの火力発電所は全廃されたし、重油の火力発電所も、もうすでに絶滅危惧種だ。現在稼働している4基の宇宙エレベーターによって、今も宇宙太陽光発電所はどんどん増築され続けている。やがて全世界のエネルギーの大半を賄うことになる日も、そう遠くないだろう。
そんなわけで現在、2128年時点での宇宙に向けての貨物輸送は、100年前のロケットでの往復に比べれば頻度も上がり、より気軽になってはいる。だが、それでもまだまだ人間が宇宙に行けるチャンスは少ない。現状の宇宙エレベーターは、一部の便が建設作業員や宇宙飛行士の輸送に使われることもあるらしいけれど、どちらかというとこれは例外で、基本的には貨物専用だ。人工衛星や月面基地に運ぶ資材、そしてなにより宇宙太陽光発電所の増築資材の輸送が、まだまだ人類共通の最優先事項として列を作っている。これらの貨物をせっせと運ぶために4基の宇宙エレベーターは、それぞれの輸送能力をいっぱいに使ってフル回転で稼働しているはずで、安全性の担保もままならない状態で人間を運ぶどころではないという状況だと聞いている。
確かに宇宙エレベーターは、ロケットに比べれば地球を離れる際の衝撃は小さいし、搭乗者への負担はごく小さくてすむ。実際、たった今僕らは宇宙エレベーターのクライマーに乗って地表を離れたばかりだが、その事実が信じられないほどに振動も加速度もなく、どこの建物にもある一般的なエレベーターに乗っているのと、全く変わらない乗り心地だった。特殊な能力を持つ選ばれたエリートだけが、厳しい訓練を経てようやく宇宙に乗り出していける、という時代ではなくなりつつあるというのは本当のようだ。
宇宙エレベーターが人を運べる状況でない、そのような現状でどうしてこのツアーが組まれるようになったかというと、なにか新しい技術が開発されたとかそういうことでは決してないらしい。話せば長いことなのだそうだが、宇宙エレベーター建設のために最初に作られた宇宙エレベーターのプロトタイプが、他のエレベーターの建設を終え、役割を失ったということで放置されていたのだが、それを今回再生して活用することになったという経緯なんだそうだ。そんな話を、半年くらい前、このツアーの参加者を募集する際の説明会で聞いたのを思い出した。結局何があったのかはよくわからないままなのだが、なにやら大人の事情があったことだけは、かろうじてわかる。まあ、そんなわけで満を持して宇宙エレベーターによる宇宙旅行が、今になってようやく実現すると、こういうことだったのだ。
いずれにしても、そんな深〜い事情が(説明会の時には、確かにプレゼンターがこんな表現をしていた)あって、ようやく宇宙エレベーターによる旅客の輸送が実現したという運びなのだ。宇宙エレベーターの真価である「出発、到着時の振動や衝撃がほとんどない」という特徴が、ようやく十分に生かされる場面がやってきたということになる。
だからと言って、僕たちがこの宇宙旅行に出る際に、身体検査や訓練が全くなかったわけではない。ちゃんと正規の取り決めに従ったレクチャーを受け、健康診断も受け、そして2日間にわたる身体訓練にも参加したのだ。その訓練の大半は、低重力あるいは無重力環境下でのふるまいに関するものだ。低重力や無重力の環境下で必要とされるさまざまな装備の説明と装着方法を教わるところから始まり、移動や方向転換の方法を何通りも学び、また日常の動作、食事やトイレから、寝ること、座ること、車内設備や各種道具の使い方から書き物のしかたに至るまで、とにかく低重力や無重力環境下での日常動作が、地表でのそれと徹底的に違うという点をきっちり理解させられ、そしてなにより非常時に関する知識とふるまいが、2日間にわたって徹底して叩き込まれたのだった。
結局、発射時の衝撃がなくなったからと言って誰でも気軽にほいほいと宇宙に行けるようになるわけではないし、まして訓練が不要になるわけでもない。そもそも宇宙空間自体が、地表での生活に慣れた人間にとって全く異なる、厳しい環境であり、そこで起こるさまざまな事態に備えるのは、簡単ではない。したがって、宇宙エレベーターができたところで宇宙旅行が国内旅行並みに普通になるというわけではないのだ。まあ考えてみれば、地球上でも高山に昇るためには事前から周到に準備をして、その間の健康管理は欠かすことはできず、訓練や高度順化の期間などを省くことはできないというのと同じだろう。宇宙に行くという、それだけで訓練は欠かすことができないものなのだ。
まあ、認可されて初めてのツアーだから、事故なり不手際なりを起こすわけにはいかないということもあるのだろう。今回の参加者、昨日のブリーフィング時の発表では10組14名の男女だということだったが、その数も少なめだし、メンバーを見回しても子供や老人は含まれていない。一番若いのがうちの妹、パーリャの20歳だ。逆に最高齢は55歳だかの誰かだった。競争率も数百倍とうわさされたほどの高倍率だったようなので、おそらくは健康状態などもかなり厳密にチェックされているのだろう。書類審査だけで落とされた人が大半であるに違いない。それらを踏まえても、それなりに厳しい訓練をくぐらされてきているのである。そう言う意味では、まだ「特別な人」だけが宇宙に行く時代は終わっていない、と言えなくもない。
そして僕たちが今いるのは二人用のコンパートメント。昔の大陸横断列車のようなイメージだろうか。小さなリビング兼寝室となる部屋に、一人用にしては広めのリクライニングシートが2台備え付けてあって、シャワールームとトイレを兼ねた小さな部屋もついている。今はまだ地表からそう離れておらず重力も地表と変わりないのでどうしても手狭な印象だが、重力が少なくなって上下の区別があいまいになってくると、とたんに利用できる空間は広がって、けっこうな広さと感じるようになるらしい。
そのコンパートメントの片側の壁面には大きな窓が広がっていて、外の風景を映しているが、これは本当の窓ではなくて曲面スクリーンである。ほとんどの時間は外部のカメラで撮影しているリアルタイムの風景をただ映し出しているだけだが、操作次第でコンピューターのディスプレイにもなる。先刻まで、小さくウィンドウを区切って搭乗案内のビデオが流されていた。そして現在、視野の端にはクライマーの現在の高度や気温、速度などの情報が目まぐるしく変化して表示されている。
ちなみに現在の速度は244km/h、高度は31.7km、重力は0.997Gと書いてある。まだ出発したばかりでドリンク1本も飲み終わっていない状態だが、すでに空の色は水色から群青色になり、その深みをどんどん増している。少し視線を下におろすと、窓、すなわち曲面スクリーンの周囲のセンサーは僕の視線が移動したのを感知して、スクリーンに映す画像を変化させてくれる。そうしてごく自然に直下の風景を見ると、薄い雲海が広がってはいるが、東太平洋の赤道直下の海が鮮やかに見え、空港をはじめとした周辺の施設や船舶の航跡もはっきりと見て取れる。
「うーん、こんな風景毎日見ていられれば、目がよくなりそうだねえ」
とパーリャがつぶやく。そういえばパーリャは最近目が悪くなって、眼鏡をかけるだのなんだのと騒いでいた。
「この3週間で視力回復したらいいな」
僕がそう言うと、パーリャはなぜかどや顔でこう言ったのだ。
「違うよ。就職先にどうかなって思ったんだよ。そしたらてきめんに視力がよくなるよ、きっと」
パーリャはここに就職して毎日クライマーで勤務するつもりらしい。スクリーン越しで景色を見て、本当に目がよくなったりするのか?それとも従業員だったら生で景色を見られるのか?そんな疑問が頭に浮かぶが、僕もはっきり確信が持てるわけでもないのでとりあえずは何も言わない。
「うん、インターンシップあきらめてきて正解だったかもね。募集やってるかな。ねえ、この会社なんて言うんだっけ?」
そう言ってさっそくスクリーンの一部にブラウザを開いてホームページを調べ始めた。僕の方はポケットをまさぐって、ツアーの搭乗券を確認してみる。
「んー、SEMって書いてある。Space Elevator Museum, Inc.だってさ。あー、下の博物館が直接提供しているツアーなんだな。動態保存してるエレベーターで商売してるのか。えらいというかちゃっかりしてるというか。」
そういえば、今朝の出発前のツアーでこの下のアースポートに併設されてた博物館を見たんだっけ。あそこが企画してるってわけか。動態保存とはいえ、博物館の展示物をそのまま動かして商売してていいのか? そんな疑問を思い浮かべた頃に、ブラウザをにらんでいたパーリャが突然騒ぎ出した。
「あー、お兄ちゃんお兄ちゃん!この人、さっきの人だよね?ね?」
パーリャの示す画面には、さっきの搭乗案内の女性が映っている。搭乗案内だけでなく、今朝行われたミュージアム見学のガイドもしてくれていた添乗員の人だ。
「あー、そうだな。ホームページでも案内してるのか?まあ、結構美人だったしな。社内モデルとしても仕事してるってわけ……?」
「ちがうよ、この人。社長さんだよ。社長さん。えーと、アリシア・ナカイさん?さっきのひと、社長さんなんだって。えー?」
チーフパーサーって言ってたよな。社長兼ガイド兼チーフパーサーで社内モデル?大丈夫か、この会社?
そんな思いを載せながらも、クライマーは漆黒の宇宙目指してひたすら昇っていく。これから21日間、どんなことを体験できるのか、期待は風船のように膨らんでいく。でもあわてることはない。ゆっくりと昇っていこう。旅はそう、まだ始まったばかりだ。
ツアー初日 現在地点:赤道上空高度84.3km 大気圏上層の熱圏と呼ばれる領域に差し掛かったところ 重力は0.996G
現状、まだどういう状況かよくわからないかもしれませんが、お話の中でみっちり説明していくつもりです。全部読み終わった後には、さわやかな読後感と、宇宙エレベーターのうんちくがたっぷり身についている。そんなお話を作っていくつもりです。週に一回くらい投稿できればいいなあ、って感じでゆっくりやっていきます。たまーに思い出して読んでいただければ嬉しいです。