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Justice Breaker  作者: 狼狽 騒
第二章
55/292

海戦 13

   ◆





 激しい攻防。

 カズマはずっと耐えていた。

 ――だが。


 ガキィイン!


 刀が大きく弾かれた。

 何とか弾かれた刀を握ったままでいられたが、しかし、それによって大きく身体を空けることとなってしまった。

 両手が開いた状態。

 つまり真正面ががら空きだ。


『これで終わりだ!』


 ブラッドの声がジャスティス内に響く。

 その言葉と同時に絶対不可避の攻撃が来る。

 避けることも出来ない。

 捌くことも出来ない。

 どうしようもない上面からの振り降ろし。

 もう終わりか?

 一瞬、頭を諦めがよぎる。

 だが、



「――()()()()()



 コズエの声が聞こえた気がした。

 長らく聞いていない、コズエの生の声を。


 テレパシー能力使ったのか、それは分からない。

 幻聴だったかもしれない。

 だが、カズマはそれを幻聴だと思わなかった。

 そして、気を持ちなおした。


「ッ! うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!」


 カズマは弾かれた勢いを利用するように、自身を強引に回転させ――


「うらぁああああっ!」


 相手ジャスティスの胴体を真っ二つにした。



 ズ、ズズ……



 ブラッドのジャスティスが真っ二つに横ずれをする。

 そしてそのまま、ズズンと上半身と下半身が分離した。


 決着。


 カズマのジャスティスが、ブラッドのジャスティスを真っ二つにした。

 どう見てもブラッドのジャスティスはこれ以上動かない。

 動けない。


 カズマとブラッドの一騎打ち。




 勝者は――カズマだった

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