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Justice Breaker  作者: 狼狽 騒
第六章
213/292

決戦 18

    ◆カズマ ――カーヴァンクル中心



 ――ガシャン。


 音がした。

 つまり何らかの方法で操作できなかったカズマのジャスティスが動くことが出来たということだ。


 カズマの魂が届いたのだろうか?

 それともジャスティスを停止していた何かが解除されたのだろうか。


 いずれにしろ、これはピエールのおかげだ。

 ピエールがいなければ――少しでも時間を稼ぐ真似をしてくれなければ、この事態は起きなかった。

 それだけは確かだ。


(――ありがとうございます、ピエールさん)


 彼に心の中で感謝の意を述べながら、ガシャンガシャンと音を立てていく機体に身体を任せる。

 ただ単に音が鳴っているだけではない。


 この機体は――変形していた。


 凄まじい重力変化も襲ってくる。

 だが耐える。

 カズマは耐える。


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


 ――そして数秒後。



『何だ……これは……?』


 相手のジャスティスから信じられないという声が響いてきた。



『何でそっちも――()()()()()()()()()()になっているのよ!?』



 ――獣型。

 カズマのジャスティスは、四つ足でしっかりとカーヴァンクル市街のコンクリートの地を踏みしめていた。

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