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Justice Breaker  作者: 狼狽 騒
第六章
195/292

プロローグ

6章になります

ルード国での戦い、ここで様々なことに決着が付きます

お楽しみに!

 この時を待っていた。


 ずっと。

 ずっと。

 どれだけ待ち望んでいたのか。

 それは自分にも分からない。

 ずっとこの日が来ることを指折り数えていた。

 それまでずっと耐えていた。

 かなりの遠回りをした。

 いや、遠回りに見えて、結局はこれが最短だったのだろう。

 そう思った。

 ――そう思わなくてはやってられない。

 決して楽な道ではなかった。

 傷ついたこともあった。

 心が張り裂けそうになったこともあった。

 それでも、ここにいる。

 きちんと、ここにいる。

 その意味を深く噛みしめる。

 一つ。

 ただ一つだけを目指してずっと進んできた。

 その為にありとあらゆることをしてきた。

 全てはこの日の為と言っても過言ではない。


 ルード国。

 二足歩行型ロボット『ジャスティス』という圧倒的な武力を携えて他国を侵略していた存在。


『|正義の破壊者《Justice Breaker》』。

 そのジャスティスを破壊することを目的とし、ルードと比肩する大国であるウルジス国を下に従えた、あまりにも巨大な組織。


 両者が大々的に戦闘を行う。

 しかも今までのように属国ではなく、ルード本国に対して戦闘行為を宣言したのだ。

 この行為は、明らかな意思表示が見受けられる。


 ――全てを終わらせる、という強い意思が。


 本国への攻撃ということは、『正義の破壊者』はルード国そのものを落とそうと画策していることに他ならない。それは今までのような陣取り合戦ではなく、文字通りの最終決戦となるのは間違いない。


 残るのはルード国か。

 それともウルジス国を従える『正義の破壊者』か。


 この戦いによって世界は変革する。




 ――そして。

 自分にとって、この日は始まりだ。

 全ての始まりになる。

 それが分かっている。

 だからこそ、失敗は出来ない。

 今までの積み重ね、努力を水泡に帰すわけにはいかない。

 緊張感がそのまま顔に出そうになる。

 それでも踏ん張る。

 内心で歯を食いしばり、表面上では涼しい顔でこなして見せる。



 ()()()()()()――()()()()

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