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Justice Breaker  作者: 狼狽 騒
第四章
119/292

苦心 01

正義の(Justice)破壊者(Breaker)


 二大国の一つであるルード国が所有する二足歩行型兵器『ジャスティス』を破壊する為の組織。


 その長である少年。

 魔王 クロード。


 彼は交渉の末に、二大国のもう一つであるウルジスを配下に付けた。

 その為、現状は明確な対立が出来た。


 ルード国。

 VS

 正義の破壊者。


 国と組織。

 規模は違うが、それでも拮抗している。

 国ではないがゆえに明確な味方が見えない。だが、国を超えた繋がりが、組織としてどこまでも際限なく広がっている。

 その勢いは『正義の破壊者』の勝利と共にとどまることを知らなかった。


 海軍元帥 ブラッド。

 空軍元帥 ヨモツ。


 有名な二元帥を撃破した彼らの組織の名は更に世界に轟き、その賛同者を増やしていった。

 至って順調に進んでいた。


 ――()()()()


 順風満帆に思えるその快進撃は、少なくない犠牲の上に立っていた。

 直近でも『正義の破壊者』の中枢メンバーに犠牲が生じていた。


 アレイン。

 ショートカットの活発な少女。

 彼女は銃で左胸を撃たれ、殺害された。


 その悲報は『正義の破壊者』の面々に衝撃を与えた。

 魔王であり顔役であるクロードや、ジャスティスを刀で一閃するライトウと異なって世間的な知名度は無かったが、各部署への連絡係を情報に長けているミューズと共に行っていた為、『正義の破壊者』のメンバーにはある程度の知名度を誇っていた。

 何より快活で、誰に対しても明るく、それでいて幹部なのに気取らないそのパーソナリティには多くの人が好感を持ち、一部の人間は好意を持っていた。

 そんな彼女が命を落とした。


 殺したのはルード国陸軍元帥 コンテニュー。

 少年と言っていいほどの若さの、金髪碧眼の男性。

 彼への憎悪は膨らみ、人々のルード国への憎しみは増えていった。

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