表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神の苦悩  作者: まりるる
2/2

02 死神と七太(1)

01

帰り道



「なあなあ、死神の噂知ってるか?」


...。


「ああ!知ってるぜ!最近この辺りで出没したりしなかったりするってやつだろ?」


......。


「本当にいるのかなぁ...。一回でいいから見てみたいよな!」


.........。


「なあ!お前もそう思うよな!七太!」




「僕は...思わないかなあ...。だって死神だなんて、怖いじゃんか。」



「はっ!何言ってんだよ!お前は本当に臆病だな!」

「あははは!七太の怖がりー!」


「あは、あははは...。」



...いや、怖がりなんじゃないから。

信じてないだけだから。言い訳とかじゃなく。

そもそも受験勉強で忙しいこの時期に、よくまあ噂話なんかで盛り上がれるよな...。


いいなぁ。私立は。


「じゃあ僕こっちだから。また明日ね。」

「おう!また明日ー!」

「またなー!」



本当に死神なんかいたら、僕はどんな反応をするんだろうな...。

死神ってやっぱり怖いのかな。



見てみたいなぁ。




「望みとあらば。」




刹那。

時が止まったような感覚。

目の前に、

黒のフリルを身に纏い、

黒髪のロングヘアの、

女の子が、


その身長と同じ程のサイズの鎌を、


僕に向かって振りかぶってきた。



そんな危機的状況の中、

彼女の第一印象は、

僕が初めて死神を見た反応は、



「...綺麗だ。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ