西遊記。ドS三蔵法師☆
昔、昔あるところに三蔵法師という偉いお坊様がおりました。
三蔵法師は、師から天竹へ行って巻物を持ってこいという試練を与えられました。
三蔵法師は、白馬に乗って天竹を目指しました。
『あ~めんどくさっ…』
三蔵法師は、馬上で葉巻を吸いながらだるそうにつぶやきました。
『つか、天竹ってどこよ。巻物?金がもらえんなら行くけど巻物ってwww あのジジーまじいらつくよ!口臭ぇ~し、早く死ねよ。そしたら 俺があの寺のNo.1になれんのによ、ぺっ!』
三蔵法師は師の悪口を言い、悪態ををつき、地面に唾をはきかけて葉巻を投げ捨てました。
この三蔵法師。寺では真面目で、修行をかかさず、下のものから敬われ、みなから愛される素晴らしい人物でした。寺では猫をかぶっていま した。これが素、人間的にかなり腐ってます。
『おら、早く進めよ駄馬!馬刺にして食っちまぁ~ぞ?』
三蔵法師は、馬の頭をひっぱたきました。かなりのドSでした。
『あ~だるっ。女抱きてぇ~』
欲望に忠実でした。
『ちょっと待ちなよ、そこの坊さん』
『いい馬に乗ってやがんな~?俺たちにゆずってくんね~かな~?』
三蔵法師の前に、二人の盗賊が現れました。
三蔵法師は、躊躇なく盗賊たちにダイナマイトをなげつけてバラバラに吹き飛ばしました。
盗賊たちの四肢があたりに散らばりましたが、三蔵法師はなにごともなかったかのように進みました。
それから七回も盗賊に襲われましたが、ダイナマイト、ロケットランチャー、荷電粒子砲、カリドゥスビームライフルを駆使して蹴散らしま した。
かなりのチートでした。
盗賊たちがいいかげんにうざかったので、三蔵法師は逆に盗賊たちの根城に乗り込んで、盗賊たちを皆殺しにしました。
盗賊たちの家族と子供も皆殺しにして、金品を奪って天竹を目指しました。
途中に岩穴があったので、そこで休むことにしました。
馬には休むことを禁じる三蔵法師。かなりのドSです。
三蔵法師は、盗賊から奪った酒と食料をたらふく食べて寝ました。
馬には水さえもあたえません。徹底してドSでした。
朝になり、目を覚ました三蔵法師。なんの理由もなく馬の頭をひっぱたきました。朝から絶好調にドSでした。
ふと、岩穴の奥から声が聞こえてきました。
三蔵法師は岩穴の奥に行ってみました。
岩穴の奥には、猿の妖怪が封印されていました 。
猿の妖怪は、地面から首だけがでていました。
『なんだお前、悪さをして封印されたのか?』
三蔵法師は、猿の妖怪の頭を踏みつけながら言いました。笑顔でした。
『うっせ~くそ坊主!てめえには関係ね~だろ!』
『ほほぉ。口の聞き方がなっていないようだな?』
三蔵法師は、猿の妖怪に制裁をくわえました。描写するのが恐ろしいくらい、徹底的に痛めつけました。
『すいませんでした。あなたは神様です』
『うむ。わかればよろしい』
猿の妖怪は、三蔵法師の忠実な犬になりさがりました。猿なのに。
三蔵法師は猿の妖怪の封印をとき、地面から出してやりました。
『ありがとうございます三蔵法師閣下。一生あなたについていきます』
『うむ。よきにはからえ』
普通なら、猿の頭にワッカをつけて言うことを 聞かせるのですが、調教のプロである三蔵法師にはそんなもの必要ありません。だってドSだもの。
猿の妖怪の名は孫悟空。
でも偉そうなので、三蔵法師は孫悟空のことをミジンコと呼ぶことにしました。孫悟空は、素晴らしい名前を与えられて幸せそうでした。調教はばっちりでした。
町についた三蔵法師は、町娘をナンパしてホテルへ連れ込みました。イケメンオラオラ系の三蔵法師にかかれば、うぶな町娘などたやすく落とせました。
三蔵法師は女を抱き、酒を飲み、肉をくらい、『俺は徳のある僧侶だ。俺の機嫌をそこねたらこの町に疫病が蔓延するぞ』と町長を脅し、金品を奪って町をでました。
もちろん、馬には水も休憩もあたえません。
三蔵法師は、大量の金品と食料を馬に運ばせま す。かなりの重量です。しかし、馬には逆らう 勇気がありません。だってドSだから。三蔵法師はドSだから。
三蔵法師と馬とミジンコは、天竹を目指します 。
続く。