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⑴『模倣と意匠』
⑴『模倣と意匠』
㈠
人類が地球に生じてこのかた、模倣と意匠に、挑み、また、悩まされて来たのである。模倣する、これを進化をする、意匠によって、具現化する、この流れである。丁度、小林秀雄が『様々なる意匠』で言ったところの、この意匠というやつである。
㈡
模倣は何も、悪いことではない。何かを見習って、それを後世へ良きものとして、受け継いでいく、という覚悟が、模倣には見られる。模倣で借りた意匠を、今度は使いこなそうとする。意匠は、まさに、その方法によって、物事を成功へと導く。
㈢
例えば、重力というものだって、跳ね返してしまうくらいの、我々の我々は、そんなことはあるまい、といった非現実を、現実化するのであるから、模倣と意匠とは、重々にして、人間には必要不可欠なのであると言えるのだ。




