頼りたい人たち
「えっ?」
予想の答えと違い、困惑した。
ここって、外だしご飯も服もお風呂もない。
寝るとこもこんなとこじゃ、風邪ひくのに……
「四季、ここからバレないで人を俺の部屋まで行けるか?」
「それが出来たら、やってるっす。」
「そうだよな。こんな時に頼れるのは……」
「あの二人か。でも、ここのキャラだし……」
ほぼ、変えちゃってるし、もういいか。
「四季、アオイの様子見てて」
「はい。」
俺はナミキさんの部屋に寄った。
ガチャ
「キャッ、ちょ」
「おい、アイラ。お前ノックくらいしろ!」
そこには、メイド服を着ているキサラギさんとベッドでその姿を眺めていたナミキさんがいた。
ナミキさんはキサラギさんに毛布を被せ、キサラギさんは、その毛布にくるまり雪だるまのようになる。
「なんだよ!用がないならさっさと出てけ」
「あ、いや用事はあります。」
「でも、俺少し外で待ちますから話を聞けるような格好にしてください。キサラギさんのかわいい姿を俺が見てしまうのはナミキさんに失礼なので……」
「う、うるせぇな。そうだよ見んな。出てけ!」
バタン
背中をグイグイ押され、外に出たところで勢いよくドアが閉められた。
「入っていいぞ」
ナミキさんの声が聞こえ今度はノックして入る。
コンコン
ガチャ
「で、どうしたんだ?」
「なにかあったんだよね。ごめんね、待たせて」
「いや、俺の方がすみません。実は相談なんですが、俺がこれからやることを見て見ぬふりをしてください!」
まぁ、こんなんで見て見ぬふりする人はいないだろうな。
訳も分からないのに……
「アイラがやること次第だな。それもちゃんと教えてくれ。」
「はい。リース家の領地に侵入したものがいます。その人を俺の部屋で住まわせたいのです。」
「はぁ?お前、自分が言ってることが分かっているのか?」
「わかってます!」
「そんなバカなこと許されると思ってんのか!早く誰かに知らせないといけない。俺は行く。」
怒りの表情で、部屋から出ようとする。
慌てて手を掴みにかかるが、振り上げられ何も出来ない。
「待ってよ!」
キサラギさんがナミキさんに言う。
「なんだよ。キサラギもアイラに賛同するのか、そいつは暗殺者とかの可能性もあるだろ!」
「それはそうだけど……でも」
「俺がそんなことさせません!皆さんに危害を与えるようならすぐに監獄に連れていきます。俺を信じてください。」
「……それじゃ、アイラは平気なのか?お前の安全は保証されてないじゃないか」
「ナミキさんは優しいです。でも、俺は平気です。」




