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アナさん…

「謝っても済みません。ナイフでドレスを切り刻み、さらにアナさんを怪我させるなんて……どんなに恨んでいてもやっていい事と悪いことがあります。」


「ご、ごめんなさい。」


「その言葉はしっかりと反省してからアナさん本人に言ってください。」


「……はい。」


 と言っても、アナさんは傷つけられたわけだし今、会ったら怖がるよね。


「でも、しばらくは近づかないでください。本人も辛いと思うので」


「ですが、それでは謝れません。」


「それは……、そうですね。私がいる時にしましょう。」


「はい……」


 ――――


 それから、保健登校のアナに会いに行きみーちゃんに報告する。

 なんか、スパイみたい。


 だけど、アナは顔色が悪くなっていきやがて学校にも顔を出さなくなってしまった。


 ――――


「みーちゃん、どうしたらいいのかな。」


「そうだな。会いに行くか。」


「えっ?」


 だって、今学校にいないって言ったんだよ。

 会いに行くって言ってもどこに行けば会えるか分からないよね?


「どこで会えるか分かるの?」


「分からねぇけど、行くしかないだろ。アナさんに何かあったかもしれないし」


「それも、そうだね。」


「俺も体調良くなったからそろそろ外でれると思う。そしたら、探しに行こう」


「うん!」


 1週間後。


「みーちゃん、ここだよ!」


「おい、サクラ王女。言葉」


「はっ!ごめんなさい。アイラ、つい癖で」


「2人の時だけ、約束しただろ。じゃあ、アナさんの特徴言ってくれる?」


「うん、髪の毛は暗めの茶色で肩より長いくらいかな。目は少しツリ目、目の色はオレンジ。ドレスは黄色が多いかな。」


「でも、この辺だと見つかりづらい色だな。人が賑わってるから、顔がしっかり見れるか分からない。」


「そうだね。でも、ここは私の力を!」


「力?権力じゃなくて?」


「まぁ、そういう感じだけど……。今、王女じゃん?みんな挨拶してくれるくね?」


「たしかにな、やってみる価値はある。頼むぞゆき氏。」


「あいあいさー」


 みんなの間をぬって手を左右に軽く振る。

 気づいた方々は皆、ドレスを広げ会釈をしたり、頭を下げる。


「どう?居そうな感じはするか?」


「ううん、いなさそう。あ、待って」


「どうした?」


「いたかも、アナさん癖があるから分かる。ちょっと行くわ」


「りょーかい」


 ゆき氏はスタスタとこの場を離れていき、1人の男性?に声をかけた。


 アナさんって男性だったのか?

 それとも、お父さんとか?


 結構、話し込んでるな。

 近づいていいものか否か。悩みに悩み留まる。ゆき氏、早めに戻ってきて……


 

 

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