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復讐1

 俺はユウキが闇魔法の使い手だと理解してからもしかしたら本当に、ユウキがお兄ちゃんを殺したのではないか。


 「あいつ、絶対殺す。」


 ユウキの周りにいる大切な人っぽい人間をリストアップ。


 ナミキ・リース

 キサラギ・リース

 アイラ・リース

 セレーナ・ドリトルア


 ナミキとキサラギは実の弟らしいがアイラは義理の弟だ。

 お金で雇っていた人から聞いた。詳しい話は分からないが、リース家当主の弟の子どもだと知った。


 ユウキの性格からして一番かまってあげているだろう。

 候補は、アイラとセレーナだ。


 まずはどちらとかかわりを持つか。


 そう思っていたらまさかの本人が暗い顔で歩いてきた。にやつく口元を手で戻し、宿屋から飛び出しユウキの前に現れる。


「あの、少し時間あります?」


 髪型も色もお兄ちゃんと変えたけど、ユウキは何故か不思議そうな顔をした。

 親族だとバレたのか。心臓がバクバク自分でも音が聞こえるくらい鼓動する。

 でも、直ぐに笑顔で返す。


「はい、大丈夫ですよ。何かご用件でも?」


「っす。セレーナ様の件で」


「はい?」


 心底不思議そうな顔。まぁ、当たり前か。

 ここから、嘘を話す。ユウキにバレないように深呼吸をした。


「ここでサクラ王女に手を出したんです。」


「そ、その話は本当ですか?」


 食いついてきた。お前の情報はわかってるからな。わざわざ学園も通ってるし、お前を陥れるためにな。


「っす。その時はあまり人通りがなくて見ていた人はすくないんす。でも、確実に」


「そう、だったのか。」


 疑いに確信を持ったのか、唇を噛み締めていた。


「じゃ、失礼。」


 セレーナの悪い噂で婚約破棄でもすれば、殺しをはかれる。

 それに、ここまで憎んでいれば俺が殺すということにのるか。


 今から楽しみだぜ。


 宿屋に戻り、今後の計画を立てていく。とりあえずセレーナは婚約破棄は確実。アイラは接点がない。


 婚約破棄を待つか。


 しばらく経ったある日。その日が訪れた。


「前に、セレーナのことを教えて頂きありがとうございました。婚約破棄することにしたので報告に」


「……そうっすか。ほんとにそれだけでいいっすか?」


 意味ありげに言ってみればユウキは首を傾げる。



「それだけとは」


「それで、気が晴れるんすか?」


「なんで?」


「だって、サクラ王女に手をあげたっすよ。ユウキ様は好きなんすよね」


「えっ、?」


「俺も、同じ学校なんで中庭で笑いあってる2人をよく見かけるんす。」


「見られていたんだね。」


 恥ずかしそうに目線を外し、頬を赤く染める。


「っす!」

 

 


 

 


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