ヒロインが!?
セレーナが今週の日曜を待たずに家に来てくれた。まぁ、待ち合わせをしたんだけど。
「セレーナさん、どうかしましたか?」
「あの、会っていただきたい方がいるのですが。」
「……分かりました。その方はどんな方なんですか?」
「……サクラ王女です。」
「サクラ王女!?ですか?」
ここに来て、ヒロインが……。でも、なんでセレーナから言われるんだ?敵同士じゃないのか?
「はい。理由は私から話せませんが会いたいとおっしゃってます。」
「わ、かりました。いつですか?」
「明日です!」
「明日!?……すぅ、はぁどこですか?」
明日という言葉に驚き、大きな声が出た。でも、仕方ないと思う。だって、明日だぞ。ヒロインだぞ。急に関係が動き出してるじゃないか。
色々疑問はあるが、深呼吸をして"いつ、どこで、何を"を意識して話に戻った。
「私が連れていくので大丈夫ですよ。」
「……はい。ありがとうございます。」
「では、また明日こちらへ伺います。」
「はい。お待ちしております。」
お互いに軽く会釈をして、それぞれの場所へ戻る。
「四季!大変だ!」
部屋のドアをバンッと勢いよく開ければ、手を顔の前で構え驚く四季の姿が目に入る。
「なんなんすか。びっくりさせないで欲しいっす。」
「すまん。でも、聞いてくれ!」
「聞いてるっす。で、どうしたっすか?」
「さ、サクラ王女と会うことになったんだ!」
「ヒロインにっすか?なんでそんなことに?」
驚きを隠せない四季。俺もそう思う。なんでかはセレーナさんも教えてくれなかった。
「わからないが、セレーナさんが言っていたんだ。でも、サクラ王女とセレーナさんは仲が悪いんじゃなかったのか?」
「仲の悪さはわからないっす。ゲームだとセレーナが一方的に嫌ってる感じだと思ったっす。」
「じゃあ、なぜだ?」
頭を抱える。もう考えるのはやめて、明日真相を知るか。
「謎っすね。とりあえず、明日頑張ってください。」
「ああ、そうする。帰ってきたら四季にも話す。」
「待ってるっす。」
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そして翌日。
「アイラ様。迎えにまいりました。」
「わざわざありがとうございます。」
セレーナさんについて行くと、大きなお城が見えた。
「うわっ、でかっ!」
目の前に見たこともないほどに大きいお城が立っていた。
都会のビルとか高かったけどそういうのじゃない。なんか迫力がある。
「アイラ様、どうかしましたか?」
「あ、いやなんでもないです。」
「あっ!セレーナさん!」




