表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/162

転生

「えっここどこ?天国?」


 目を覚ますとふかふかのベッドの上で、肌触りの良いパジャマを着ていた。


 肌には張りがあり、白くて透明感がある。


 あれ、私死んだよね?











「ばあちゃん、もっと一緒に、話していたいよ。」


「ごめんね、もう長くないから。もっとお話してあげたかったけどお別れね。」


 涙を堪える孫に優しく微笑む。


 みーちゃん、私もそっちにいくね。


「ありがとうね」


 感謝の言葉を後にこの世を去った。

 充実した人生だった。みーちゃんを失い、悲しい日々を過ごしていた私に手を差し伸べてくれた旦那さん。私と同じで2次元オタクになった趣味が合う優しい息子、そして、その息子の真面目で優しく思いやりがある孫。

 本当に幸せだった。


 みーちゃん、また会いたいよ……


 


 宙に浮く感覚がした後。


 目が覚めると病室ではなく、知らない白い空間にいた。


「ここは……私は死んだよね。」


「ここは転生部屋じゃ。」


 白い服に白い髪。白い眉や髭は長く、そのあごひげを撫でるように触ってる老人が急に目の前に現れた。


「うわっ、びっくりした!誰ですか!」


「ほっほっほっ。あの子とはやはり違う反応じゃのう。」


「あの子って、もしかして……みーちゃん?」


「そうじゃ、あの子は色々と大変じゃった。それより、早速じゃが説明するぞ。ワシは神じゃ。そして、この空間は転生部屋と言ってな。人口の数だけあってる。亡くなった人が来る場所なんじゃ。」


「えっ?普通っていうのはなんですが、天国か地獄じゃないんですか?」


「まぁ、そうじゃのう。でも、人間は新しい動物や人間に転生するじゃろ?それが繰り返されるんじゃ。もちろん、天国と地獄はある。悪いことをしたものは地獄へ。いい事をしたものは天国へ。でも、天国は行きたいか選択ができる。行かないと言った場合。転生になるぞ。」


 右手を広げ地獄に、左手を広げ天国にたとえわかりやすく説明をしてくれる。


「転生なんてなんか異世界アニメみたいでおもろいわ!」


「おもろい?そんな感想初めてじゃな。」


「アニメの主人公の気分ですよ!」


「嬉しそうで何よりじゃ、転生なんじゃが」


「私はみーちゃんのところに行きたいです。」

 

「ここでは最後の理由が影響するんじゃ。だから、お主には栗林美琴と同じ場所に行くんじゃ。」


「本当にいいんですか!」


「ああ、場所は言わないがお主が好きなところじゃ、あの子と幸せになるんじゃぞ。」


 優しく微笑みかけてくれる神様は、とても嬉しそうだった。


 その意味はわからないけど。

 私は今度こそ……

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ