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転生したら第四王子だったので悪役令嬢をハッピーエンドにします  作者: 春香 光
第二王子ナミキ・リース
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えっ、俺?

キサラギさんの部屋にナミキさんと一緒に向かった。


 コンコン


 2回ノックをしてドアを開けると、ベッドが丸く盛り上がっていた。


「キサラギさん?」


 声をかけるが何もかえってこない。


「キサラギ……」


 ナミキさんが優しく声をかけると、毛布が少し動き、頭がひょこっと顔を出す。


「……兄上。」


「キサラギ、ちゃんと話をしていなかった俺が悪い。アイラ、俺の部屋に戻ってろ。」


「はい。分かりました。」


 俺はその場から離れ、ナミキさんの部屋に戻った。




 ----------------


 アイラが出ていったことを確認してキサラギの方を向く。


「キサラギ……、出てきて」


 俺の言葉通りに毛布から出てくると、目を涙でうるませ俺の袖を引っ張る。


「兄上。どういうことですか……」


「アイラは魔法で部屋を燃やしたから、それを俺が報告したんだ。そしたら、しばらくの間俺の部屋に入れてあげろと言われたんだ。」


「……そうなんですか。それなら、言ってくだされば良かったのに」


「いや、言うタイミングがなくてな。すまない。」


「いや、いいよ。僕、てっきりアイラと恋人になったのかと思っただけだから。」


 暗い顔をするキサラギの頭に手を乗せて優しく撫でた。


「ふふっ、兄上。くすぐったいです。」


「かわいいな……」


「兄上?」


「誤解が解けたなら良かった。俺は帰るよ。」


「また、遊びに来てね。」


「ああ。」


 キサラギの部屋を出て自分の部屋に戻る。


 ----------------


 ガチャッ


「ナミキさん、おかえりなさい。」


「ああ。ただいま」


「どうなりました?大丈夫でしたか?」


「なんとかな。誤解は解けたけど、アイラに抱きついてるところ見られたのは痛い。」


「やっぱり、俺床で寝ますよ。」


「いや、でもそれは。」


「じゃあ、ナミキさんがキサラギさんの部屋に行くのはどうですか?」


「へぇっ?」


 ちょっと冗談混じりに話すと、顔をボッと赤く染めた。


「そ、それはダメだろ。」


「俺の悪口とか言っていいです。寝言がうるさいとか寝相が悪いとか」


「いや、でもな。アイラを悪くいうのは気が引ける。」


「じゃあ、俺がキサラギさんの部屋に行きましょうか?」


「うーん、でも、その方がいいかもしれないな。」


「いいんですか!?」


 絶対に断られると思っていたのに、どうするかな。


「じゃあ、キサラギさんに説明するので1日お世話になりました。」


「ああ、構わない。キサラギになんか変なことしたり、俺の悪口とか言うなよ。」


 そんなこと言うなら、ナミキさんが行って欲しい。


「そんなことやりませんし、言いません。では、行ってきます。」


「行ってらっしゃい。」


 


 


 

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