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Lunatic  作者: コンテナ店子
第三部後編
204/216

第203話

 倉敷さんが私の顔へと向けて強い力を込めるみたいにしてる間、辺りで何度も砂が音を立てるのを繰り返させて、でも、その間からも全然止まる気配がない倉敷さんの息遣いと声と足がわずかに足元の砂と一緒に擦れ続けているのだけは私の方へとしっかり聞こえ続けてて。でも、私の体に出来上がった銃弾による物とさっきの杏と同じモデルの敵が繰り返した攻撃のせいで出来上がった傷が擦られるたびにできるだけ顔を下に向ける感じにして視界の全体に地面が映るようにするけど、でも、それでも相手が繰り返し私の髪の毛を掴んでこすりつけるのは止まらない。


 それから、一切押さえられずに何度も喉を切れてしまいそうなほど、私は繰り返し何度も痛みを訴える物の、一瞬だけ相手の攻撃が止まったと思った次の瞬間には足をこっちに落っことすとまた私の頭を踏んづけるような痛みを顔全体に訴えさせてきて。それのせいでこっちも目を瞑りながら何度も息を切らしてしまいそうな感覚を味わい続けられて。また私はそれを跳ね返すために両方の手を持ち上げようとするけど、でも、その瞬間に体全体の傷からまた血があふれて。それのせいで、私はまた地面に体を落っことして。倉敷さんの足の重さがまた体中にのしかかったようになってしまって。その状態からとても動けなくなってしまう。


 一方で、こっちの視界の中には東雲やハンが残ってるであろうさっき私たちが落っこちた方の様子が見えるけど、でも、そっちの方には私たちが幾度もこのビルへと攻撃を繰り返したせいで、いくつもの小さい物も大きい物の散見してる感じでがれきがたくさん私たちの目の前に残ってて。その面が広い部分が下になるように転がってどれも影をそっちの方へと作る感じで伸びているのを一切変えないまま私の方へと見せている。


「お前らに私らのことがわかるはずない!」


 私が倉敷さんの足の力が弱まったのに気づいた瞬間に体を上に持っていくみたいにして、顔を自分の内側に持っていこうとするのに、その瞬間に敵の踏み付けがまたこっちの背中に降ってきて。その瞬間に後頭部を落っことしたまま唾液を飛ばすみたいにするまま膝の方へと唾液と血を吹き飛ばしてしまうも、目を強く絞って痛みを作り出す。


 向こうも向こうも鼻からわずかな息を出しながらわずかに笑うような声を出して、何度も何度も足をこっちに持ち上げては叩きつけるのを繰り返して。そのたびに頭が擦れる感じになってしまって。でも倉敷さんが一度こっちの攻撃を辞めた後、またまた一度息を吐きながら両方の膝の上に手を置きながらしゃがんで私の方を見て来る。その間、こっちはずっと肘をついて、前に手を出しながら息を繰り返して。横目に相手と視線をぶつけるみたいにしてた。


「本当にそう思うか、東雲アニタが作った001さえあればあなたたちがどこへどう逃げ出そうとも、地球の裏側でも見つけて追い詰めることが出来る」


 言葉の端々、新しい単語を出すたびにそれを強調するみたいに話してるその声を聞いてる間、私は何度もずっと目を強く縛り付ける感じで体中の傷に耐えるような表情を見せてみるけど、でも、それから目を開けながらもう一度そっちの方を見ると、相手は私の方に首を見せつける感じのまま鼻から息を出して口を横へと向けてて。それだけでなく私の方を上から下に見下ろす感じにしてた。


 でも、一度顔を下に向けて歯を噛みしめるみたいにしながら顔を勢いよく下に向ける後に体を上に上げたら、その瞬間私は自分の意識を後ろにいた魔力で作り上げた霊体の方へと移して。そっちでまっすぐに電気で作り上げた短剣を相手の首に向ける。


 でも、それに対して向こうも向こうでわずかに体を震わせながらゆっくりと深呼吸を一度だけ噴き出して。でも、私は顎を自分の方へと向けながらいるのを一切変えずにただただ相手の方をじっと見続けた。


 ただ、それと同時に辺りにまた魔力を放つ感じで空気の流れを確認すると、まだ建物の外にいる北川さんら三人とすでに倒れて動かなくなっている杏と同じモデルの敵たちが倒れてるのを感じ取って。それからまたもう一度目の前の倉敷さんの方を見る。


「すみません、すみません……でも」


 なのに、言葉を続けてる間、そっちの方から視線をそらして斜め横へと何度も向ける感じにしてるのに対して、向こうは自分の眼鏡をはずしながら息をゆっくりと吸い込むみたいにしてて。それから開いてる方の手を自分の顔に手の平を叩きつける感じにしてる。そのまま、猫背になっているまま肩を両方とも上に向ける感じにしたまま唇をずっとくっつけてたのに対して、私は鼻から息を出して。瞼を落っことしながら数回瞬きするけど、それに対してずっと相手はただただ腰を落としたまま私の方に首を向けるみたいにしてるだけだった。


「杏は、返してもらいます」


 言葉を1つずつ出すみたいにする私は今度は目線を横に逸らしながら口をすぐに閉じて。両方の手を握り締めながらほんのわずかに震える様子を私の方へと顔をゆっくりと向ける感じにしるそっちの方を眉の先端同士を落っことしながらじっと見つめ続ける。


 辺りからは外が今も開けっ放しになってるせいで建物の上部にいるだけあって冷たい空気が辺りを包むみたいになってるせいか、冬の制服に包まれてる上半身ですらも冷たい風に包まれている感覚を味わう。でも、相手は全身を黒いスーツで包まれていて。周囲が暗い闇に包まれているままだからか、それも同化してしまいそうになっていた。


「お前……」


 語尾に近づけば近づくほどに大きくなっていくようにしている声だけでなく、歯ぎしりの音も同じようにこっちへと聞かせてくる。でも、私はただただ相手の方を見降ろしながらいるつもりだったけど、少しそれを横へと向ける感じにして下唇に上のを押しるけるままになってた。


 ただ、倉敷さんの声も聞こえなくなった辺りで、だんだんと風の音が大きくなるような気がして。でも、どっちもずっと電気の魔法がわずかにバチバチ音を高く鳴らしてるのよりも大きいのにずっとしゃがんでるのとまっすぐに立ってるのだけを繰り返していた。


 しかし、一方で辺りを照らしてるのは私が作り出した紫色の光だけで。でも私はそれがある方から視線をずっと逸らすみたいにしてるだけ。一方で、向こうはただまっすぐに、東雲らが今も戦っている方を見る。


「前にカイジでやった時は倉敷さんも、協力してくれた」


 私が気づいたら出てた声はほとんど止まらないまま、電撃や風の音に消えてしまいそうな形になってるし、その上、終わっても向こうは何もしないままただただずっと過ごしてるだけ。電気を纏っている方の手も含めて、ただただ、両方のをわずかに開いてその力を入れないままにしてるので空気を持つみたいにして顔をわずかに下へと向けて。セットされたままになっている髪の毛の様子を上から見つめるみたいに。


 ずっと顔のパーツ全体を上に持っていくままずっと相手の様子をこっちは見てるのに、でも、向こうは声を出すこともなければただずっと顔を下に向けるままにしてて。それを見てたら一度私は息を吐きながら両方の手を勢いよく上から下へと落っことすみたいにして。それから両方の膝の上に肘を落っことして強く息をまたもう一度吐く。そのまま、何度も肩を動かし続けるままにしてた。

読了ありがとうございます。

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