第202話
私が顔を上に向ける前にほんの少しだけ、唇同士が擦れ合うくらいの感じでわずかに声を出すみたいに出した。しかし、それも今は他に杏と同じ見た目をしてる敵しかいない部屋の中にいるせいで、確かに聞こえたような気がしたけど、でも、それのせいで自分の体が動いた感覚を味わう。さらに、機械もまたこっちを動かした電気の音がして。それで四肢を横へと伸ばすような動きと共に大きな声を出そうとする。
でも、それよりも早く、目を一瞬だけ開けて息を吸い込んだけど、また体に電気の痛みがあふれるのを実感してる間、喉を強く締め付けるみたいにして目を強く締め付けることしか出来なくて。それから何度も息を吸ったり吐いたりしてるもその声を出さないようにしてた。それから、片方だけ目を開けながらいるのもあって、向こうにいる敵の姿をもう一度確認。そっちは、今も目から赤い光を出しているせいで、その中の白い部分と黒い部分の差がわからなくなっている上に、模様もどこにもなくなっているようにしか見えなくて。それのせいで歯を強く噛みしめながら強く電気に耐えているようにしてて。その間も、向こうは何もせずただただまっすぐに立っているだけだった。
一方で、私は電気が止まったタイミングで髪の毛を落っことす感じで血がより噴き出ておでこからも止まらなくなっているのを味わっている間、相手はただ、私のすぐそばまで歩いてきて。それで私の目が相手をとらえるよりも先にその拳が私の頬を捕らえてカモの向きもそっちへと向けるような形になってしまう。でも、それに気づくよりももう片方の方の手が同じように飛んできて。それのせいでまた逆の方へと向くのを繰り返すたびに、私の体を治したはずの魔力がどんどん失われて、顔の腫れで痛みが余計に増してくるのを感じるし、霞んでいた視界もどんどん薄くなっているのを感じる。
でも、それでも敵の攻撃と攻撃との間に何度も血を吐き出したり息を繰り返すだけしか出来ずにいるこっちに対して、向こうはただただ殴るのを繰り返していて。こっちもこっちでだんだん息が荒くなってたのがなくなって。殴られてから次のが来るまでの一瞬の間、ただ下を見るまま腫れた肌の所で視界を見えなくしているのを一切変えないまま息を繰り返すかのようにしているのだけを続けていた。
ただ、ずっと繰り返していたのがひと段落したタイミングで、向こうが動きを止めて両方共の腕を下げて私をまっすぐにしているのに気づいたら、続けてこっち顔を下に向けて髪の毛を下げると、それと共に一瞬だけ髪の毛を振り、そこに浮かんでいた血と汗を落っことすようにして、一度息を吐き出す。
でも、その瞬間片方の手で私の髪の毛を持ち上げられたら、顔が勢いよく上に持ち上がって。それと共に何度もまた敵の機械で出来上がった硬くて冷たい拳が私の歯に激突。そのたびにその中が崩れてしまいそうになっていた。でも、それに対して、こっちは何もできずにただただずっと左側の歯が砕けてしまいそうになったのをずっと目を瞑って耐え続けてて。でも、それもしばらくしたらだんだんと力が入らなくなってきてそのままになった。
向こうが髪の毛から手を放したのと同じタイミングで、私は顔を下へと向ける感じにして頭を回しつつ落っことすと、それのはもちろんのこと、辺りからは外から入り込んでくる風の音以外すべてがなくなった。
でも、それで私はしばらくの間相手に首を向けるような角度に向けたままにしてて。そのまま喉をぎゅっと締め付ける感じにしてる一方で、そっちにいるのの方を、腫れた目の内側からほんの少しだけ見るみたいにしてからすぐに閉じて。頭を髪の毛事落っことす感じで胸を上に向けて落っことした。
私の視界が怪しい中で向こうの機械の体がわずかに動いている高い音だけをほんのわずかに聞いている間、私は体がずっと縛られ続けている上に、顔のあまりの痛みがゆえに何もできずにいるけど、それに対して、向こうは体を地面へと落っことすように膝をついて、私の手のひらに付いていた機械を右側から外して。それに合わせるように私も自分で手のひらを落っことした瞬間。もう片方の方へと目を向けた瞬間、一瞬だけ指が動くけど、でもそこ事態に私自身の力を入れることで抑え込む。
その間に、向こうは私の方へと手を向けて。それと一緒に体の機械が全部外れたのに気づいた途端、私は相手に向けて、おでこを勢いよく叩きつけると、その途端に向こうが一瞬だけよろめくのに合わせて、今度は私がまっすぐに両方の腕を伸ばす。それで相手の顔を掴んだ瞬間、そこに一気に電気を流し込むも、それに対して向こうはわずかだけよろめくものの、すぐに体勢を戻したのに気づいて息を吸い込むも、その瞬間に足を滑らせながら相手から距離を取って。それから向こうがまた例の機械を投げつけようとしてきたよりも早く、体を電気に分解して辺りに一気に散らす。
それから相手の足元に姿を戻して足払いを決めると、こっちの体に覆いかぶさるほどの重さで叩きつけてきて。その瞬間に私はギリギリのタイミングで体をねじってそっちの体を受け止めて。低い声を上げながら体がつぶれそうになるけど、でも、こっちの背中がぶつかるよりも先に敵の脇から両方の腕を伸ばすと壁に張り付いてたさっきの機械にこっちの電撃を放って接続。そのまま私の方へと寄せると、今度は敵の胸を何度も電撃で細かく振れた後に動かなくなって。私は重いからだから這うような動きで抜け出すと何度も腕を立てたまま呼吸を繰り返すようにした。
四つん這いになった姿勢から起き上がることで相手の様子を見つめるままにしてるけど、でも、相手も相手で何もしないままただ倒れたまま胸元とお腹に二つの装置を付けたまま、光を失って電球のように半透明の目をこっちに見せてて。私は唇を均等な位置にしたまま相手のことを見下ろしたままにしてた。
体をほんの少しだけ前のめりにした状態で足を動かそうとしたけれど、体中に出来た傷と血が溢れ続ける姿のせいで意識が遠のきそのたびに体が斜めに進んでしまうせいで体のバランスが崩れて壁に寄せるようにする。でも、そこでまた息を何度も繰り返す間、目に力を入れようとするも、それだけでより顔全体が痛くなってしまいそうで。私は結局手を壁側に着くことしか出来ずにいる。
一方で、私の前に広がっている廊下はすでに反対側が崩れているせいで、夜の冷たい風が吹きつけて来るし、何度も熱い息をずっと吐いたり戻したりを繰り返してる間ですらも、息の動きで唇が痛くなってしまいそうになっていた。でも、ずっと私が下を向いてる間に、後ろの方からゆっくりと靴がずっと叩かれ続ける音がして。でも、私は髪の毛を無造作な形にしているのを一切変えないままそれを同じ形にして目の上にも来るかのようにしていた。
ただ、そっちの方にいる相手もほとんど動かずにずっと同じ場所で立ったままにしているだけな上に、私の方へとまっすぐに向いている物の、空気の流れが遮られているのがその体しかないのを唇を紡いだまま感じ取ると、相手の両方の腕をずっと組んだまま顔を下へと向けて目線だけを私の方へと向ける。
一方で、私は唇を開けてそこから息を通し続ける間、肩を上下に動かし続けている物の、向こうも私もずっと一歩も歩かないままになっていて。しかし、こっちの体が耐えられずに足が曲がってしまい、そのまま地面へと体が落っこちてしまうのを一切抵抗できずに従うことになってしまった。
私が両方の手を落っことしたまま体を自分の膝の少し前くらいで耐えるような姿勢をしてるけど、でも、倉敷さんは私の後ろの方で眼鏡を吹いているだけで。何とか体を前のめりにしたまま歯を食いしばって体を立ちあがらせようとした途端、両方の手に力を入れて体中に魔力を込めようとするけど、でも、その瞬間にまた一瞬だけ意識が抜けるような気がしてそのまま体を通りの前に体を落っことしてしまった。
顔を横に向けた状態で何度も息をしてる私に対してようやく倉敷さんが正面にやってきて、足を曲げた後に膝を左右の斜め横に持っていくような形にしてわずかな笑みを作りながら顔を横に向けて私を見つめるようにしてきた。
「それ以上慌てない方がいい、魔法の武器で人は死なない。それは絶対のルールということを忘れないことだ」
私の方へと上に向けた人差し指を振る感じで披露しているのをずっと振る感じで話し続けているそっちの姿に対して私はずっとうつ伏せで倒れたままにしてるだけしか出来なくて。一方で向こうはまた軽く笑みを作るようにしているだけ。こっちが何度も体を起こおうとして両方の手に力を入れたまま体を持ち上げようとするけど、それに対して向こうは私の背中をぽんぽんとほとんど力を入れないまま押してくる感じに。
「お前らは何も理解してない」
私が何度も喉をわざと傷めるくらいの感じで言葉を出しているのに対してもずっと同じようにしかしてなくて、結局私は腫れた目の側から見るようにしていることしか出来なくて。そのたびに向こうは鼻で笑うみたいにして顔を上に向けながら顎をこっちに向けるようにしてくるのを、私は歯を噛みしめながら見てるけど、また顔の腫れや体にできた銃の穴が痛くなって体を崩してしまう。
でも、それでもこっちは相手の方をじっと睨みつけるみたいにしている物の、それで見えているのは敵の下半身だけで私がその顔を見ることはできない。しかし、それでも相手が私に対して何もしてくることはなかった。
「杏だったらわかるんだよ、私が死んでないって」
でも、それでも私は出来るだけ大きな声をだすみたいにしてゆっくりと、言葉を1つ1つ出していく感じでつづっていくけど、でも、それでも向こうは私の頭を掴んで地面にこすりつけることしかしない。ただ、私の体に出来上がったたくさんの傷がそれだけでも相当に痛みを訴えてきてしまい、それのせいで喉を鳴らすような痛みが全身を駆け巡った。
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