第179話
「生徒会長! お待たせしました、言われてたものです」
そういいながら諸葉の元に小走りでやって来た女子生徒から箱を受け取り、彼女はすぐにそれを体を回すと一緒に、一六と北川が別々の辺のすぐそばにいるようになっているテーブルの上に置く。それでその音以外に何もそこからは彼女が音も声も出さないのに対して、北川は興奮をわずかにあらわにするような、感嘆する感じの声を出しながら口を開けている。さらに、それだけで終わらず体を前へと出していた。
一方で、諸葉を慕う女子中学生はわずかにその姿の後ろ側にある壁へと体をくっつけるままもう片方の二の腕を掴みながら両方の唇をくっつけるようにしていて。自分のほとんど力が入っていない方の腕をまっすぐに曲げないながらも斜めに落っことして、視線もそれと平行になるように斜め下へと向けるままに。
さらに、立ち上がって箱を開けようとしている諸葉、それへと体を前のめりにしながら腕を作業台の上に立てるようにしている北川に相反するように一六はそっちへと視線を向けながらも顔は斜め下へと向けながらいて。椅子に座ったまま小さくなるように自身の膝同士をくっつけるまま内股になっている様子を一切隠さないままにしている。さらに、その膝の上に両方の手をまっすぐに落っことしたままにしていて、一番2人の方へと向いている体の位置を頭のおでこに近いところにしながらわずかに瞼を落っことしたままに。
一方で、北川は相手が箱の上部分を取ることで出てきた赤色の生地で出来たドレスの細い肩ひもを引っ張って息を吸い込むようになっていた。最初は紐だけしか見えていない背中部分の上の方から奥まで暗くなっているのが広がっている胸の部分をじっと見るままにしていたのを、数秒後に腕だけをひっくり返してその出ている胸元が自身に近づきすぎているのを遠ざける。
「これ、北川さんが着るんですか……?」
「セフレの前でブイ字の水着とか着てたじゃん、一六見てなかったん?」
おずおずと一文字ずつ出している一六の声が言い終わるよりも先に北川が少し早口目にその言葉を言いながらそっちに近い側の口元を横へと広げるままにしていた。それで歯を見せるままにしていて。それだけで終わらずそっち側の目で一度ウィンクするみたいに。
一方で、それをされた側は顔を横へと向けていたのを勢いよく元へと戻すようにしていて。それから両方の手を自分の肩よりは少し下の辺りで平を前へと向けるようなポーズをしながらわずかに息を吸い込むままにしていた。
「いや、男の人とするときにはいつも薬やってるから……」
「なんだ、よく見てんじゃん」
さっき聞いた者よりも全然早口で話すみたいにしている一六はすぐにまた言い終わると太ももに両方の手を乗っけながら力強く制服のスカートもろとも太ももを押し込む感じにしてて。一方で、北川の方はわずかな笑みを浮かべながら鼻から息を吐くだけ。それからわずかに体を横へと骨をスライドさせる感じで腰を動かしていた。
「ただ、これは少しヤバいかもな」
両方の手で心臓よりも少し上の辺りの肩より少し下の辺りをなでる感じにしている北川は、わずかな息を吐きながら手の位置を一切変えないまま握り締める。それで、骨だけに近づいている腕にわずかな盛り上がりがどこからともなく出来上がると、それと共に自身の体から黄色い光を放ち、それと共に下へと垂れてしまっていた胸が年相応の物へと戻ると、それから顔のしわもほとんどなくなる。だんだんと胸が上へと上がって行っている姿を見ている一六は、そんな光景に対してお尻と両方の手を壁の方へと下げてそこへとくっつけてしまいそうになりながら目を大きくしてしまっていた。
未だしゅわしゅわと泡が立ち続けている半透明の水色の飲み物が入っている細長いグラスをいくつも並べたままにしているトレーを持っている女性店員の斜め後ろを歩いている北川は髪の毛の中へと一度手を入れて、首の後ろ側を軽く撫でるくらいのペースで掻くと、その同じ格好をしている女性の横を歩いて横に長い部屋の中を歩いて行っていた。
片方にはバーのカウンターと複数人のバーテンダーが今も酒を造り続けてるのかシェーカーが揺れている姿があるのに、何度も繰り返し心臓を叩かれるような低いフロア全体に鳴り響き続けているせいでそれは聞こえないし、北川が歩いているハイヒールの高い音もしない。
しかし、それでも女性の甲高い声が繰り返し等間隔で聞こえて来るのは一切止まる気配がなく、北川も耳にも確かに聞こえているが、それはずっとこの部屋の中へと入ってきたタイミングからずっとそうだったせいか、歩くペースが変わることはない。
さらに、その体は真っ赤なドレスに未だ身を包んでいるというのに、辺りは青色のネオン管の光がずっと周囲を照らし続けているせいで、その色はほとんど他の場所と全く同じようになってしまっている。さらに、彼女の肌や髪の毛もそうだし、それだけでなく周囲のカウンター席やその奥の酒瓶やグラスの数々、反対側にあるテーブル席の低めのソファ
に座っているおっさんとそれを取り囲んでいる女性たちも含めてみな同じ色に染まりあがっていた。そして、その中を一切ペースを変えることなく北川はずっと正面に歩いている。
一方で、その店のすぐそばに止めてあるトラックの中には諸葉が両方の手を組みながら内部側からボディへと背中を押し付けながら座り込んでいる様子と、それと向かい合う位置で内また気味に座っている一六の姿があった。前者は顔を下へと向けながらじっとしてほとんど動いている様子を見せないのに対して、後者は自身の両方の手を膝に乗っけたままわずかに前のめりになってそっちの方へと視線を伸ばす。その唇は下側は強く口を合わせているのに対して、ずっと両方の肩を前へと出すみたいにしていた。
「我は二度と近寄らんと決めておる。くれぐれも気を付けよ」
わずかな口だけを動かしていて、そこからちいさな音を出しているのに一六も気づいたのかすぐに顔を前へともっと出しているのに対して、それをした諸葉は同じ体勢から一切動こうとしない。一方で、店の中でいまだ左右を見渡していた北川は一度それを辞めて目を軽く閉じたまま体を動かさずにずっと両方の手を落っことしているままにしていて。それに対して辺りではずっと男たちの下品な笑い声を出しているのとそれを取り巻いている女たちの必要以上に高い黄色い声、そして、ずっとどんどんと繰り返し大きな音を鳴らし続けている音楽が聞こえているのを一切隠さないままとなっていた。
「あいつ来ないから酒飲んで待ってることにする」
そういいながらもうすでにカウンターチェアについているわずかな手すりを掴んで回しながら、ジャンプするかのような勢いで椅子の上に座り込み、そのまま両方の手で頬杖を突きながら鼻からわずかな息を吐いて口を横へと広げたままにして視線を左右へと向ける。
一方で、未だ車の中で待機をずっと続けてる諸葉がずっと同じ姿勢でいるのに対して、一六も未だ体を前のめりにするような姿勢のまま喉を見せつけるようにそこを締め付けて力を入れるままにしていた。
「好きにせい、ただ、酔って任務失敗となったらすぐに一六のドローンを解体するからな」
「わかってるよ」
語尾を伸ばしながら勢いよく声を大きくしていくままに出している北川は、そのまま間髪入れずに手を上へと伸ばしながら店員のことを同じペースで呼びながらいて、もう片方の手を上へとまっすぐに伸ばした後にその先端にある手を左右へと振るままにしてにやにやとした笑みを浮かべていた。
「ちょっと、北川さん何言ってるんですか?」
一方で一六は未だ言葉を止められていないようで、そっちへと向けて少し大きな声を出しながら体を前のめりにしている物のそれを前後に動かすのを一切隠さないままにしてて。しかし、一方でそれを動かしている間ずっと諸葉は何もせずにずっと目を閉じたまま両方の肘をもう片方の手で掴む体勢のままでいるだけであった。
しかし、その言葉を話してる途中で北川は声を大きな言葉を出して遮っていた。
「待って、来た! あいつだ」
その声と共に酒を出してきているバーテンダーの様子を一切気にせず両方の足をまっすぐに立てたまま背中をわずかに丸めて口を少しだけ開けたままにしている北川に対して、その視線の向こうではガードマンに軽く挨拶をしているふくよかな男が入り口を出てすぐの所にある階段をゆっくりと歩いている姿がある。
それが自身の体の向きと垂直になるくらいの方へと進んで行ってるのに対して、向こうはずっと階段を一歩一歩下がって行っているけれど、それに対して北川はすぐに目を一度瞬きさせてから息を吐き、そのまま自身の両方の腰に手を当ててから歩き出していた。
「……我も感覚を共有してるの忘れるでないぞ」
諸葉が目を閉じたままずっとしかめっ面をしていたのをわずかに崩すまま顔をわずかに下へと向ける感じに変えたのに気づいて一六も体をそっちから遠ざけて唇同士をくっつけるままに。それから両方の手を乗っけていた位置をゆっくりと膝から太ももの中でも割と付け根に近い位置に変える。
それに対して、店の中でまた来た道を戻るままにしている北川は両方の手で取っているポーズをずっと同じままにしている物の、それを使いながら魔法の力により大きくした尻をわざと横へと振る形にしたまま歩き出し、そのまま自身の顔の横辺りに周囲の色へと染まる光をまとわせることで耳の感覚を研ぎ澄ます。
さらに一度顔を入り口の方に未だいる男の方へとウィンクしながら向けるようにした後に、そのまままっすぐに体をまっすぐに進めていくことで相手を視界からなくなるようにしていた。
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