第100話
体を前のめりにしながらポケットに手を突っ込んだままにして進んで行こうとするハリーは、コンビニの入店した時に聞こえて来る音楽に対して何もせずにフードを被りなおすみたいに肘を下へと向けながらその縁取りのところに手を当てている。
一方で、その姿勢のままに目線を店員の方へと向けてから、そこにいる大学生くらいの男女がたばこの整理をしながらいるのを見て。それから顎を自分の体に近づけながら2人が盛り上がっている様子へと背を向けたままにまた手をポケットの中へといれてハリーは音を立てないようにゆっくりと進み始めていた。
それから、奥側にある白い光が透明なドアから入ってきている一方で、それと同じものが背中側からも入ってきているせいで影になっていない姿をハリー自身がガラスに反射して見ることになる。そのまま腕のわずかに曲がっている部分や猫背になっている背中も含めてそのままの姿勢でいる彼女は歯を強く噛みしめるみたいにしながらだんだんおでこをそっちへと近づけるみたいにしている。
それから、自身の右手と同じようにその中へと入っていたスマホに触れたと思ったら、店内の音楽でわずかに消えそうになっている歯を噛みしめる音とともに、右側だけ腕の筋肉の形があらわになるみたいにその形がだんだんと変化していっているのを彼女自身も見ているかのようであった。
一方で、周囲ではいまだに店員がまた話し始めていてその中身が流れている最近流行りの歌手の話になったところで、ハリーは自分のポケットの内側を握り締めるみたいにしながら下の歯を上のに押し込むみたいにしながら、そこから力を抜く。
さらに体を腰事角度を変えるみたいにして横の様子を見るようにするとともに視線を左右へと動かすみたいにしているハリーは、今度はしゃがんでからそこに両方の膝を置くみたいにして。そのまま2リットルのサイダーを見てる。それから横へとずれると缶ビールが置いてあるコーナーへと近づくみたいにしていて、そこに映っているも目を上にだけ向けるみたいにしている顔の姿をもう一度見る。
それから、視線を向けるハリーは近くで足音がした途端に一歩だけをすごく大きくするみたいにして横へと逸れると、そのままそっちにあった瓶の酒が置いてあるコーナーに来てしまって。それに気づいてから小刻みに足を動かかしてデザートコーナーへと移動していた。
それから視線をその棚全体の中でも少し大きめの物が置いてある場所へと向けると、そこにある小粒のシュークリームの箱がしっかりしてるせいで包装の袋もまっすぐに伸びている姿も見ることになる。
それをじっとただただ見続けているハリーは眉を顰めながらいるけれど、それと共に顔はそっちに向けたままに視線だけを左側に向けると、いまだにカウンターのところでいちゃついている様子を見てからもう一度唇をわずかに前に出しているような姿をした途端に、すぐそばで人の影が動かないのに彼女自身も気づく。
それから目を少しだけ開けるみたいにしてポケットの中へと入れっぱなしにしているような体勢から力を抜いて口を一瞬だけ開けて戻そうとするけれど、それでも向こうが動かないのを見て、そっちへと振り向くと、そこには斜め上の方を見るみたいにしながら目線を流している志太が反対側の腰に手を当てるみたいにいながらいた。
その様子を数秒間見ているハリーはすぐに視線をそっちからそらしてまた体を前のめりにしながら足を強く踏みしめるようにして進み始める。でも、それに対して志太の方もすぐにその後を追いかけるみたいにしてるけど、そっちはそっちで体をまっすぐにしながら少しだけ早歩きになるみたいになるだけだった。
「ストーカーかよお前はよ」
わずかな吐き捨てるみたいにしたような声を出すタイミングで、レジのカウンターの前を曲がり、そのまままっすぐに進んで行く。そんなハリーの様子を首を見せるような姿勢のままに追いかけているせいか、視線を少し上から見下ろすみたいなようにしている。けれど、見られている側はそっちを気にしていないのかただただ顔をまっすぐにしたままにフードを被った状態で進んで行っていた。
その一方で、話していた声を聞いた志太は一度鼻から息をわずかな音と一緒に吐き出してて。でも、ハリーの様子は全く一緒であった。
「心愛さんだって。木月さんのことになるとすぐ躍起になる」
その言葉を聞いた途端に足を止めて、肩をくっきりとその形を見せるみたいにしているのと同じく両方の肘を横へと向けるみたいにしてて。それから、おでこを前に出すみたいな姿勢でいたままに歯を強く噛みしめるみたいにしているその姿に対してわずかに息を吐くみたいにしている志太はその少し後ろ辺りでさっきと同じポーズをとりながら足を同じように止めてた。
「今回もそうでしょ?」
そのままわずかに顔を横へと動かすために体を傾けているその姿に対して、ハリーはより自分の肩を頭の方へと近づけるながら顎も同じくするように上へと持ち上げるみたいにしている。
それから、2人の少し前にある自動ドアからパーマをかけた髪型をしている女性が入ってきては少しだけそっちを見るみたいにしてから外と面しているガラスの前を歩いていっていて。そしてその2人の様子をレジの前1か所にたまりながらいる店員2人も横目に一瞬だけ見るようにするくらい。
その一方で、ハリーは一度首元に力を入れてそこを震わせるみたいにして音を立てた後、息を吸い込んでそれと一緒に肘を持ち上げる。
「帰れよ!」
その声を出すとともに背中を大きく曲げて、顔も床へと向けると共にハリー自身もそこに反射した自分の顔と向き合うようになる一方で、その本人は何度も肩で息をしているせいで目の焦点が全く定まっていない。
それから、先まで話していた店員たちも声が止まるし、入店してきた女性も足を動かすのをやめるせいで、辺りから店内にずっと流れている音楽とハリーが何度もしているわずかに低めの呼吸の音しか聞こえて。それをしている本人は目を大きく開けるみたいにしながらただただ静かに両方の手を強く握りしめるみたいにしてた。
そして、その姿へと自分の手を伸ばすみたいにして近づけようとしてた志太だが、そうしようとして数秒後にはハリーが思い切り手を振るい、それのせいではじかれてしまったそれを遠くへとやってしまうようにさせられてしまっていた。そして、その勢いのまま振り返ったハリーは肩を前へと出すみたいな姿勢のまま何度も呼吸をそこで繰り返すみたいにして、おでこを全面にそっちへと向けたままにして影になりつつある顔の方から前にいる相手を見ていた。
「帰って愛しの心愛さんでしこってろよ、あたしはハリーだ」
息と一緒に吐くみたいな声を出した後にすぐまた肩を振るみたいにして歩き出したハリーは、そのまま店の中から出ていくみたいにする。それからしばらくの間ただただまっすぐに歩き続けたあと、ガードレールも縁石もないだけの道をただただまっすぐに歩くみたいにしている。
そんな彼女の横を、車が走っていくことで、その上下ともに学校指定の黒に黄色いラインが入ったジャージ姿のままいるのがわずかに風でゆれて。それのせいで強く息を吐くみたいにしながら髪の毛を強く掻くみたいにしてから強くそれらを振り下ろしていた。
それでも、周囲への影響は何もなくて。さっき車が走ったことで起きた風のせいで傾いていた雑草が横へと曲がるみたいであった。
そっちを横目に見るみたいであったハリーの姿に対して自分の口を強く紡ぐみたいにしながらそこを前に出し、さらに腕を体の前辺で地面に向かって落っことすみたいなポーズでいる。しかし、それもすぐ横を達筆で書かれた文字と虎の絵が描かれているトラックが通った途端に、目を大きくするとともにその振動で体が地面から揺れてしまっていた。
数秒間じっとそのままいようとしていたものの、ハリーはすぐにまた両方の腕と足をできるだけまっすぐにしながら歩き出して、それと共に鼻から息を吸って視線を横へと向けたけど、また同じようにしながら視線を斜め下へと向けて。その後その周りにしわを限界まで作りながら力を籠める。一度緩めそうになるも、そのたびに早歩きに足を進めながらもう一度顔を左右へと振りながら進んで行ってた。
「……姉御」
川に架かった小さな橋の手すりへと両方の腕を重ねた状態で乗っけて、さらにはそれの上に自身の顎も重ねるようにしているハリーは、片手にスマホを持っているものの、そのバックライトは薄くなってしまっている。そこには姉御と書かれた少し下のところでその番号も書いてあったけれど、その下には緑色の斜め上へと飛ぶようになっている小さな矢印が日付時間と共にいくつも上に並んで描かれ続けていた。
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