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魔王さま、働いてください!!  作者: 沢山 綱政
第2章 魔王を辞めたい

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番外編 〜あいつは聖騎士で俺は…?〜

 今回は番外編です!

 高校生活……。

 それは輝かしい未来を求める者。

 理想の生活ではなかったと悔やむ者。

 現在進行形で理想の生活に近づこうとしている者と様々な人がいるだろう。


 果たして青春とは彼女を作り、友人とバカ騒ぎをするものなのか……


 俺は断じて違うと考える!


 おっと、話しすぎたか。

 俺の名前は天馬真治(てんましんじ)だ。


 って、俺は誰に話しかけてんだ?


「なあ、そのラノベ読み終わったら貸してくれよ〜」


 そう話しかけてくる金髪のイケメンは守永晴隆(まもりはるたか)だ。


「わかったよ、今日中に読み終わるからちょっと待ってろ」

「さすが親友! ありがとな!」


 笑顔で晴隆は答える。


「てか、自分で買えばいいだろ」


 晴隆を目を細めて見る。


「ははは……ちょっと金欠で……」


 苦笑しながら晴隆は答えた。


「まさか、また……」

「そうだよ! 課金しちまったよ!」


 晴隆は観念したかのように言う。


「で、何が出たんだ?」


 俺は無関心だが、そう聞くと晴隆は机に手を叩きつけ、興奮気味に話す。


「SSSランクのアイテムだったんだよ!」


 晴隆は凄い笑顔だった。

 SSSランクのアイテムの出現率は0.00003%とかなり低いのだ。


「ほ〜。は!? SSSってあのSSSか!?」


 受け流すかのように聞いていたが飛び跳ねる勢いで驚いてしまった。


「ほら、見ろよ。これ!」


 晴隆はスマホを取り出すとそこにはSSSランクのアイテムの名前と効果が書いてあった。


「どれどれ、名前は異世界の鍵で効果が2人で別の世界へ飛ぶことができると」


 アイテムの名前、効果を読み上げると使用ボタンを押した。

 やってやったぜ。


「ちょっ、何やって……」


 晴隆は何かを言おうとした瞬間、スマホから眩い光が放たれた。


 目を開くと見渡す限り草原だった。


「えっと、ここ何処だ?」


 周りを見渡すと晴隆の姿があった。


「おい! 晴隆大丈夫か?」


 すると晴隆は目を開け、俺を見た瞬間に目を丸くした。


「お前……もしかして真治か?」


 晴隆は、不思議そうに聞いてくる。


「はぁ? どこからどう見たって俺じゃ……」


 自分の体を見ると胸部が若干膨らんでいた。


「なんだこれ!?」


 一言で言えば女になっていた。二言にすれば女になっていて、制服も女子用のものになっている。


「その反応はほんとに真治か!」


 驚いている様子を見ると晴隆はやっと信じたようだ。


「……とりあえず落ち着け俺。姉にでもに電話してみよう」


 そう思い、スマホを開いた。

 すると、見た事のない画面が出てきた。


「ようこそ、パラディースへ?」


 ついスマホの画面を読み上げてしまった。


「それよりも電話って、圏外!?」


 スマホにはWiFiも電波も届いていなかった。

 スマホの画面に見たことの無いアプリが入っていた。


「なんだこれ?」


 そのアプリを立ち上げてみると自分のステータスが載っていた。


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


        〖天馬真治〗(15)

   〈Lv1 リンク率0% 女〉

 【職業】歌姫、狂戦士(バーサーカー)


 体力30 魔力8

 攻撃力25 守備力3 俊敏力20 魔法攻撃力0 


 [スキル]

 ・完璧な歌(パーフェクトソング)

 聴いたことのある曲を完璧に歌える


 ・舞踏の女王(ダンスクイーン)

 覚えた振り付けを間違えなく舞うことができる。


 ・狂想曲(きょうそうきょく)

 何も考えず、目の前の敵を全て破壊する。


 ・支援する者(サポーター)

 スキルを使うと自分、味方にバフ効果、敵にデバブを与えることができる。


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「なんだこれ?」


 スマホの画面に現れた自分のステータスだと思われるものの意味がわからなかった。


「なあ、晴隆。これの意味わかるか?」


 晴隆にスマホを見せてみる。何か分かるかもしれない。


「ステータスだな。実は真治は女だったと……」

「少なくとも晴隆と話してたときは男だったぞ!」


 晴隆に素早くツッコミを入れる。


「とりあえずわかるのは真治がなぜか性転換してしまった(プラス)髪がピンクになったことくらいだな」


 晴隆は冷静に分析しているように見えた。


「じゃあ、このリンク率の意味わかるか?」

「それは……」

「それは……?」


 晴隆は深刻そうな顔になっている。


「全くもってわからん」

「わからないのかよ!」


 とりあえず素早くツッコミをする。

 なんか俺がツッコミ担当みたいになってないか?


「とりあえず俺のも見てみるわ」


 晴隆はそう言うとスマホを開き、同じアプリを立ち上げた。


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


        〖守永晴隆〗(15)

   〈Lv1 リンク率0% 男〉

 【職業】聖騎士(パラディン)、下級魔術師


 体力50 魔力10

 攻撃力10 守備力25 俊敏力8 魔法攻撃力8 


 [スキル]

 ・絶対防御

 味方に対する攻撃を全て受け止めることができる。

 ・受け流しの構え

 盾に当たった攻撃を受け流すことができる。

 ・火炎魔法

 火や炎の魔法を使うことができる。

 ・回復魔法(小)

 ヒールを使うことができる。


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「おぉぉぉ! 守り重視だ!」


 晴隆は喜んでいた。


守永(まもり)だけにか?」


 からかうように笑う。


「なんかわるいかよ」


 怒っているように言いつつ、晴隆も笑う。


「やっぱこれ、異世界なのかな?」


 ため息気味に言ってしまう。


「まあ、そうなんじゃね?」


 晴隆は軽く言っている。


「お前、反応軽いな」

「まあ、どうとでもなると思うからな」


 晴隆は適当に言っているように聞こえるが目は少し寂しそうだった。


「それよりも、呼び方変えようぜ」


 晴隆は唐突に言う。


「なんでだ?」


 なぜ名前を変える必要があるんだ?


「異世界なんだ、どうせなら楽しもうぜ」


 そう言うとガッツポーズをした。


「そうだな」


 それなら納得だ。自分の士気を上げるために晴隆と同じポーズをした。


「じゃあ、俺は晴隆のハル。真治は真治のシン。これでいいか?」

「まあ、それでいいか」


 ハイタッチをする。シンか……晴隆にしてはいい名前を思いつくじゃん。


「なあ、シン。どうせなんだから女の子らしい話し方したらどうだ?」


 ハルはからかうように言った。


「やだよ」


 笑いながら拒否した。まあ、断固拒否するが。


         ◆◇◇◆


 道も分からず、適当に歩いていると大きい街を見つけた。


「あれって街だよな?」


 ハルに聞くと「あぁ、街だな」と答えた。


「とりあえず行ってみるか」


 そう言うと街へと向かった。



「なあ、この世界の空ってこんな暗いのか?」


 ハルが空を見ながら聞いてくる。


「いや、さっきまで青だったぞ?」


 空を見ながらそう言った。


「てか、あそこに人がいないか」


 ハルが空に指を指すと禍々しいオーラを纏った男と目が紫色に光っている男が戦っている。


「まさか、あれってラスボス戦か?」


 苦笑しながらハルに尋ねる。


「まさか、な」


 ハルも同じく苦笑する。

 すると、禍々しいオーラを纏っている男が消えた。

 それと同時に空の色は元に戻った。


「魔王様が悪人を倒したぞ!」


 周囲の人が騒ぎ始めると魔王と呼ばれる男が落下し始めた。

 しかし、落下すると同時に近くにいたメイド姿の女性が抱え、大きな城の方へと飛んで行った。


「この世界の魔王は良い奴らしいな」


 腰を抜かしたように言うとハルも同じように「だな」と言った。


「まあ、これからどうにでもなると思うからな」


 ハルはまたそう言った。


「凄いハチャメチャな青春だな」


 つい、笑ってしまう。


「さあ、探検しようぜ」


 ハルが走り出す。それについて行くように俺も走り出した。

 この物語とスケラの物語は本編の案が思いつかなかった時に最新します。

 ちなみにこの話は2章の10話に繋がっています。


 次回もよろしくお願いします!

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