違和感と不穏な空気
どーも。やきそばへっどふぉんです。毎度文章力なくてすいません。いやほんとうにすいません。
ーキーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーンー
セーフっ!
今日も遅刻ぎりぎりだった。いきなり走ったせいか全身が重い。息も荒れている。取りあえず、息を落ち着こう。…………………ふう、落ち着いたところだし1時間目の準備でもするか。と僕がバッグの中を漁ろうとしたときだった。
「あの、これは、貴君が落としたものか?」
学生服の同級生だと思う人が話しかけてきた。ん?貴君?あまり聞き慣れない言葉だな。まあいいか。きっとどこかのご子息様なのだろう言葉が固くても仕方ないのかもしれない。その人が持っていたのは確かに僕の筆箱だった。
「ありがとう。」
と適当な言葉を返して筆箱を受けとった。それにしても今の人の声綺麗だったな。そう、まるで女の人のような……まさか本当に女の人?僕は振り返って
「あのすいません。」
と声をかけた。そのかけた声は誰もいない空間へと消えていった。
「?」
彼(彼女なのかもしれないから)はどこにもいなかった。そして気づく。
あの人はクラスメイトじゃない。
ここは教室だ。
他クラスの生徒ならば入ってこないだろうし、入ってきたとしても目立つはずだ。
しかし、あの人は自然に歩み寄ってきた。何なのだろうかこの感覚は。
朝の赤い油性絵の具を思い出す。胸騒ぎが止まらない。何か触れてはいけない物、禁忌に触れてしまった気がする。まずい、また何かに飲み込まれそうになる。
「ねえ?ねえ。ねえってば、友くん。大丈夫?汗びっしょりだよ。なにかあったの?最近様子おかしいよ?今日の朝も上の空って感じだったし。」
「あぁ、朋か…。いや、何でもない。」
「そっか。…ならよかった。もし悩み事があるならいつでも相談してね。」
「……ありがとう。少し涼しいところに連れていってくれないか。」
「わかった。立てる?おんぶしようか?」
「おんぶは遠慮しておくよ。だけど手を貸してほしいかな。」
「…うん!」
朋は僕の手をしっかりと握ってくれた。この先もこの手を握ってくれるんじゃないかとそんな気もした。「何ぼーっとしているの。はやくいこう?」
僕達が来る10分前の屋上
「このイベントが終わった時には死人がたくさん、たっくさーんでるんだよね!?
すごく楽しみじゃない?!ねえ!?ねえ!?」
「落ち着けよ****。そんな大声出して見つかったらどうするんだ。」
「大丈夫だよ。***。見つかったら見つかったらで、計画を前倒しにすればいいんだもの。」
「前倒しにしたら計画してる意味なくなっちまうだろうが、****。俺だって我慢してんのに。それよりも**さん。階段のしたから誰かの気配が近づいてきますよ。どうしますか。殺しちゃいますか?」
「早まらないでください、***。恋人だったらかわいそうでしょう?これが最後なんだから、ゆっくり楽しませて差し上げましょう?
あははははははっはっはははっははははっはあああっはは!!!………さてと各準備にかかってください。派手にコワシテあそびましょう♪」