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恋って何だ?  作者: 弥月
6/7

ここは…

 突発質問コーナー!!


Qここは渡瀬諒の家ですか?

Aいいえ、違います。


Qでは、ここはどこですか?

A眼鏡屋さんです。


*********


「って違うじゃないかいぃいい!!!!」


「あはは。諒くんが怒った」


まだ手を握っていたので、位置はわかるから、南澤くんを叩いとく。痛い痛いという声が聞こえたが無視だ。


「何で眼鏡屋なわけ?お金持ってないから買えないでしょ」


「俺持ってきたし」


「はぁ!???なんで!!!!」


「準備がいいからね」


「準備とかそういうじゃないだろう!!!」


「まぁまぁ落ち着いて少年。楓もからかってるならそのぐらいにしときなさい」


聞き覚えのない落ち着いた声が仲裁に入る。


(って、からからってたのか!!南澤くん!!)


ツッコミたい気持ちを押さえて、声のした方に向く。が、人の形にしか見えないから、見てもあんまり意味がない。けど、僕より背が高い。それに南澤くんの下の名前で呼ぶから知り合いなんだろうけど。

 声的に女の人だろう。にこやかに、


「二人とも店内で騒ぐのはよろしくないよね?」


教育番組のお姉さんように言われた。確かによろしくはない。


「…すいません」


「楓は?」


「ごめんなさい」


「よろしい」


欲しい答えが貰えたからか得意気な感じに言われた。まぁ僕たちが騒いだのは悪いけど。…でも南澤くんとこの人結構仲良しみたいだ。どんな関係が気になる。


「楓が来るなんて珍しい。眼鏡なんて必要ないでしょ?」


「いや、友達の眼鏡作って欲しくて」


「そういうこと。ならアキ姉にまかせなさい」


口を挟む余地がないまま話が進むが、このままじゃいかん。


「ちょっちょっと待ってください!!」


「どうした少年」


「眼鏡は欲しいですけど手持ちが…」


財布の中身を思い出すが、やっぱり眼鏡は買えそうにない。曇る表情に、隣からは能天気な声で、


「だから俺が出すし」


「南澤くんは黙ってて」


とりあえず叩いておいた。黙らんのが悪い。


「事情がありそうだね」


「はい、実は…」


もうこの際南澤くんが、でしゃばる前に事情を話した。



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