ここは…
突発質問コーナー!!
Qここは渡瀬諒の家ですか?
Aいいえ、違います。
Qでは、ここはどこですか?
A眼鏡屋さんです。
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「って違うじゃないかいぃいい!!!!」
「あはは。諒くんが怒った」
まだ手を握っていたので、位置はわかるから、南澤くんを叩いとく。痛い痛いという声が聞こえたが無視だ。
「何で眼鏡屋なわけ?お金持ってないから買えないでしょ」
「俺持ってきたし」
「はぁ!???なんで!!!!」
「準備がいいからね」
「準備とかそういうじゃないだろう!!!」
「まぁまぁ落ち着いて少年。楓もからかってるならそのぐらいにしときなさい」
聞き覚えのない落ち着いた声が仲裁に入る。
(って、からからってたのか!!南澤くん!!)
ツッコミたい気持ちを押さえて、声のした方に向く。が、人の形にしか見えないから、見てもあんまり意味がない。けど、僕より背が高い。それに南澤くんの下の名前で呼ぶから知り合いなんだろうけど。
声的に女の人だろう。にこやかに、
「二人とも店内で騒ぐのはよろしくないよね?」
教育番組のお姉さんように言われた。確かによろしくはない。
「…すいません」
「楓は?」
「ごめんなさい」
「よろしい」
欲しい答えが貰えたからか得意気な感じに言われた。まぁ僕たちが騒いだのは悪いけど。…でも南澤くんとこの人結構仲良しみたいだ。どんな関係が気になる。
「楓が来るなんて珍しい。眼鏡なんて必要ないでしょ?」
「いや、友達の眼鏡作って欲しくて」
「そういうこと。ならアキ姉にまかせなさい」
口を挟む余地がないまま話が進むが、このままじゃいかん。
「ちょっちょっと待ってください!!」
「どうした少年」
「眼鏡は欲しいですけど手持ちが…」
財布の中身を思い出すが、やっぱり眼鏡は買えそうにない。曇る表情に、隣からは能天気な声で、
「だから俺が出すし」
「南澤くんは黙ってて」
とりあえず叩いておいた。黙らんのが悪い。
「事情がありそうだね」
「はい、実は…」
もうこの際南澤くんが、でしゃばる前に事情を話した。




