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二重彼氏  作者: 風宮吠魅
35/38

部活へ

 頭をさすりながら立ち上がる。


「啓斗。あんた気抜き過ぎよ。あの子を傷つけて」


 仁王立ちで立つ木下晴菜。木下君の顔に影が差す。


「鈴本さん……」


 木下君は私に駆け寄り、頭を下げた。


「傷つけたみたいで、ごめん」


 その影は、私の気持ちがその影に浮き彫りになる。


「そろそろ……」


「ああ。行こうか」


 私は自分の気持ちを言えずに、2人の後ろを歩いていった。



 部活に戻ると、他のチームはチャーハンを作り上げていた。


 木下晴菜の紹介の後、試食会が始まる。


「コショウの味がキツい。具材の味を生かさないと」


「むやみやたらに調味料を入れたらダメよ。相乗効果を狙ってるなら、組み合わせを考えないと」


 木下晴菜の厳しい評価に聞いているだけの私まで辛くなる。

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