表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二重彼氏  作者: 風宮吠魅
16/38

ときめきか勘違いか

「すいません!」


 ドアが開く音と共に、木下君が帰ってきた。


「早く座って」


 部長が私の向かい側を指す。


「はい」


 目の前に座った木下君は、いつもと同じように見える。今さっきのは勘違いだったのかな。


「では、いただきます」


「いただきます!」


 みんなで手を合わせて食べ始める。


「鈴本さん、ハンバーグ美味しいよ」


 笑顔で言ってくれる木下君。


「木下君がたくさん教えてくれたからだよ。私だけだったら全然ダメ」


「違う」


 木下君は首を振る。


「鈴本さんが頑張って作ろうとしたからだよ。俺がサポートしても、本人にやる気がないと意味が無いよ」


「……ありがとう」


 ダメだな……涙腺が弱い。


「ちょ、泣くなって」


 木下君は私の頭を撫でる。


「誉めてるんだから笑って」


「ごめんん……」


 木下君の優しさを勘違いしそうで怖い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ