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二重彼氏  作者: 風宮吠魅
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王子待ち

 部長に協力してもらいながら、私は木下君の分も準備していた。


 被服室で私達は食べる。机は先生の使用する机以外に9つあり、6人ずつ座って食べるらしい。


 私と木下君は、真ん中の机の一番前に向かい合って座る。


 ちなみに横は部長。残りの3人は上級生。


 私の準備も終わり、みんなで木下君が帰ってくるのを待つ。


「王子遅くない?」


「座る方のやつだよ、きっと」


「ちょっと汚いー」


「つか男ってしゃがむの?」


 ざわめく被服室で一番聞こえる大きな声。木下君目当てで入部した2年生だ。


 髪を茶髪に染めた先輩と明らかにメイクしている先輩、そして走るとスカートの中が見えそうな先輩の3人だ。


 私よりは料理できるみたいだけど、基本的にサボってる。


 ……よりによって何でこの3人と同じ机なんだろう。

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