表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二重彼氏  作者: 風宮吠魅
10/38

異変

「じゃあ、皿に乗せようか」


 木下君は、食器棚から皿を2枚取り出した。


 その時だった。何かが割れる音がしたのと同時に、前のテーブルで悲鳴が上がった。


 どうやらお皿を割ってしまったらしい。


「びっくりした……」


 食器を割ったチームから視線を外し、木下君を見ると、なぜか頭を抱えていた。


「……木下君?」


「ん?」


 私が呼ぶと、頭を抱えるのをやめて私を見る。


「どうしたの?」


「あー、何でもねぇ」


「……え」


 木下君はいつも、こんな乱暴な言葉を使わない。それに、目つきも鋭くなってるような気がする……。


 ……気のせいだろうな、きっと。

「ちょっとトイレ行って来る」


 私の視線で気まずくなったのかは分からないけど、木下君はエプロンを取って出て行った。


「なーんか変なの」


 私はもう1つの皿を持ち、ハンバーグを乗せた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ