Realigi 28 終章──或いは──新章 第一話 「グッバイ、レア」
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「魔神レアリーギより、神王リアライズのほうが、強かったってね。宮廷詩人にでも、歌にしてもらう? あはは、あーいうのも、嘘くせぇーよなぁ。なんつーか、脚色された物語化しちまうもんなー」
足元に倒れたレアリーギを見下ろし、リアライズは目を細める。
レアリーギの胸元で、舵型のペンダントがきらめく。
「あぁ、そーだった。オレのソードとそれ、どっちが強いか、優奏か、試してみるんだっけ━━。まぁ、こんなちっこいのよか、オレのソードのほう勝つだろけど」
金のソードを高く━━振りかざす。
「レアの体ごと、ブッた斬ってやるッッ‼︎!」
リアライズの剣先が、レアリーギの胸元━━ペンダントに触れそうになり━━、金色の光が湧き起こる。
「━━⁉︎」
ソードに無数のヒビが走り、金のつるぎは砕け散り、金の粒子となって消える。
「う、嘘だろ⁉︎ なんでも斬れるはずのつるぎより、こんな━━ちっこい、傷つかないぺンダントのほうが━━攻撃より、護りのほうが、強いってのかよ⁉︎」
リアライズはしばし呆然とし、
「い、いいよ、オレにはまだ、リングがあるし……。物理攻撃はダメでも、さっきから、神通力は効いてるし」
リングを、瀕死のレアリーギへ向ける。
「グッバイ、レア」




