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Realigi 23 第二部 第二章 誰(た)がための王座 第一話 「王宮三階、ミザントの私室へ」
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王宮の忘れられた地下迷宮をなんとか抜け、階段を昇る。
《紫の世から、王都と王宮の場は変わっていない。もちろん、改名や改装、改築はしたが。俺は、ここはなかなか気に入っていたのでな。紫の悲鳴や嘆きが染みているようで、心が落ち着くではないか。━━最近は新王宮建造などという動きもあるようだが。それはそれで神王にふさわしきものなら歓迎だな》
リアライズ━━レアリーギの双子の弟である彼は、供たちを振り返り、ミストを見上げ、頷く。
瞳の色は、右が青。左が紫。
レアリーギとは、色の左右が逆だ。
レアリーギと共に、その青と紫の瞳ゆえに海に捨てられたことになっている彼は、しかし実は、王座を狙う━━いわばリアライズ派とでもいうべき者たちに匿われて育てられた。
ミストを見ることのできる彼は、幼い頃より、ミストに神仙の力や、レアリーギ、青の世の繁栄などについて聞かされてきた。
階段を昇りきったそこにある壁━━隠し扉の仕掛けを、リアライズの供の者が作動させ、彼らは王宮三階へ出る。
━━新王ミザントの私室はすぐそこだ。




