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カードと記録  作者: 明るく暗く
44/66

その44

12月20日

なし


12月21日

なし


12月22日

なし


12月23日

なし


12月24日

なし


12月25日

なし


12月26日

「筆が乗らな~~い。執筆欲が削がれる~~」


このままぐうたらしていたいと思いつつも、シチュエーションボイスを聞きながら最近の悩みを漏らす。


「貴様。今何を考えておる?」


「何って?分かっ―――」


お、おお。ヤンデレ最高だな。


「で、何の話をしてたっけ?」


「氷漬けされたいんですか?」


「それは勘弁。今からちゃんと話すから許してくれ」


「時間をやる」


だから、真面目に話せ、と。

はいはい。自分で言ったからにはちゃんと実行しますから。


ては言った物の、何を話すかは考えていなかった。


そもそも話題らしい話題はないし、あったとしても希だしな。


「う~~ん……あっ。カードとの関係?について考えて出た結論について語りたいんだけど、どうかな?」


それ意外に話題がないから、これで駄目と言われたらもう何も話すことがなくなる。


OKしてくれと思いつつも、カードを引くとよく分からないカードが引けた。


絵柄がどうこうより、見え方が指す意味が分からなかった。


逆さに吊るされた男が持つ杖と紐が、まるで時計のように見えたのだ。


それがいったいどんな意味があるのか分からなくて頭上に?マークを浮かべる。


「何が言いたいの?」


分からない時は素直に聞くのが大事。


そう思って聞いてみたが、これまたよく分からないかった。


静かにしたいとも、寝たいとも、一人にしてくれとも、色々と受け取り方が出来そうなカードが引けたのだ。


私が理解できないのか、理解しようとしてないのか、分からないが、疲れて来たので今日も終わろう。


「おやすみ」


それだけを言って終わろうとしたが、最後に何が引けるのだろうと興味本意で一枚だけカードを引いたら、


「時間だ」


時間をやると言っていたカードと全く同じカードを引いてそう言って来たのだ。


なんか、最後の最後に格好良いことを言って終わろうとしてる。


まあ、どうでも良いか。


今度こそ、おやすみ。

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