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カードと記録  作者: 明るく暗く
35/66

その35

10月18日

なし


10月19日

なし


10月20日

なし


10月21日

なし


10月22日

なし


10月23日

なし


10月24日

「甘い物を食べ過ぎて明日、大丈夫かすごく心配。大丈夫かな?」


「趣味の邪魔をするな」


って、辛辣に返された。

……なんか、最近、私と似てきてるように感じるのは気のせいだろうか?

いや、ペットは飼い主に似るって言うから別段おかしな事ではない。

でも、カードが似るかって言われると疑問だ。

この事について考えても今すぐには答えが出なそうだから考えるのは止めて別の話題に移る。


「そうそう。最近、新しいヘッドホンが届いたからASMRを聞いているんだけどさ。耳元で本当に音が鳴っているようで最高なのよ。興味ない?」


シュワシュワって音や氷をかき混ぜる音。

他にもいっぱいあったけど、この二つが良かったから誘ってみたんだが、「興味ない」とあっさりと断られてしまった。


「興味ない、か。それは残念。あっ、話は変わるけど明日からの一週間、頑張る為に応援してくれない?」


っとお願いしたのだが、またもやキッパリと「断る」と言われてしまった。


私、嫌われてたりするのかな?

いや、確かに嫌われるような事はした事があったが、もう水に流しても良いと思う。うん。


「はあ、仕方ないか。それでその…………おやすみ」


カード傷ずけ事故について話をしようとしたが、言い出しづらくて話すのを止めた。


そしたら、「嘘をつくのは止めろ」と睨まれた。


はて?何の事やらと言いたい所だが、図星を刺されて言い返しずらい。


確かに、私はその話題を出すと長くなりそうで嫌だな~~って一瞬思ったが、その一瞬の心の声を聞いてそう言ったのならスゴいとしか言いようがない。

まあ、それが本当なら、の話だ。


カードが実際に私の心の声、もしくは心を読んだ証拠となる物はない。


ただ、まあ、そうであるなら少なからず私とカードはお互いの言いたい事が伝わる程、心が通じ合えているのだろう。


それは喜ばしい事だ。

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