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詩の目次

小雨

作者: 冬野三月

激しい雨が小雨に変わった

空には太陽が戻ってきた


日差しは柔らかく

水溜りに光が反射して輝く

水溜りにわずか雨粒がはねている


ぼくは傘を閉じて冷たい雨に身をさらす

光る雨粒を浴びる

ひとりきりの幸せを感じる


すれ違う人が怪訝な顔で去っていく

孤独の殻に浸りきる


傘をさし直す

傘ごしにパラパラと雨を感じる

濡れた服が体に張り付いて

それもいいさ

くしゃみが出る


靴にへばりついた泥が妙に気になるけれど

濡れた服なら陽の光で乾くだろう


今日の天気もわからないけれど

もういい

傘をさしたまま 光る街を歩いて

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