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エルフ始めました。  作者: 東郷 アリス
第2章
43/50

第41話 エルフ、カラオケに行く。

カラオケ会は二話に分けてお送りします。


みんなが揃って学校を早々に後にした俺たちはカラオケに真っしぐらというわけではなく、自分たちが行くカラオケは持ち込みがオーケーならしく、その買い出しをすることになった。


そんな買い出しは思い思いな物をカゴに入れていき、高校生らしくみんなで金を出し合おうっていうことだった。

自分もフルーツやら菓子やらを入れていくが、カラオケで頼めばいいかぁと思いあまりカゴに入れなかった。

最終的には結構な量になったが致し方なし。払おうじゃないか。

そう思い鞄の中身をいじる。


(あ、財布持ってないや)


そういえば男物の財布だからって没収されたっけな。あ、でも姉さんが「新しい可愛いお財布入れといたよ〜」って言っていたのを思い出してそのお財布の中を確認する。

そこには男の時の俺ではあり得ない中身だった。


「えっ……」


諭吉、諭吉、諭吉諭吉諭吉諭吉etc。この財布、諭吉しか入っとらん!


「うん?財布中身なんか見てどうしたの姫咲ちゃん?」

「まさかお金全然無いとか笑?」


お財布の中身にあっけに取られていると、そばにいた二人のクラスメイト(名前も知らない)が話しかけてきた。


中身を見られるとまずいですねぇ。ここは致し方なし。自分が全部先に払ってしまう回避かな。


「いや、そういうわけじゃないんですけど、ああ、えっと、今回は私が全部払います!」


そう言って諭吉を一枚取り出してレジの精算機に入れていく。


そしてお会計をすますとお釣りが返ってくるのだが、気づいてしまった!このお財布小銭入れがない!


なので野口さんだけお財布に入れて小銭はブレザーのポケットにしまう。歩くと若干チャリンチャリンとなりはするが、あらかた問題ないだろう。


コンビニから直ぐにカラオケに到着した。入ってから知ったが、今は高校生割りというものがあって、学生証を見せればめちゃくちゃ安く入れるらしい。

受付は分かる人に任せて、フロント付近にたくさん人がいると迷惑になるため、部屋番号だけ聞いて俺を含め何人かは先にルームに入ることになった。

そして先にルーム入った人たちで先ほど買ったものを広げていく。


俺はというと、フードを注文できるタブレットで何か美味しそうなものがないか調べてみる。


(うーん、このフルーツパフェは美味しそうだなぁ、あ、このサラダとかも美味しそう!)


俺はその二つを選択して注文確定ボタンを押す。すると注文が確定しました!とお知らせがくる。よし、あとは待つのみだ。


そんなことをしているうちに受付をしてくれていたメンバーもいつの間にか合流していたらしく、ついにカラオケ交流会が始まったのだった。







貧富の格差を身近で体験した主人公でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] お札と同じところに入れれば良かったんじゃ…
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