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エルフ始めました。  作者: 東郷 アリス
第1章
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第2話 エルフ、いきなり現実を突きつけられる。

お待たせ致しました。


落ち着いてもう一度鏡に映る姿を確認してみるが、鏡の目の前には美少女なエルフが立っている。

一応周りを確認してみるが、俺以外はいないため、この姿が俺ということになる。


本当にこれは現実なのだろうか?


そう思い最後の抵抗として頬をつねってみるが、自分の頬が痛いだけで、鏡に映るのは美少女なエルフで、変わることはなかった。


俺、本当に女になってるし……しかもエルフで飛びっきり美少女の。


ここまで来ると、流石の俺でも冷静さを取り戻せざるおえない。だが、冷静を取り戻していくうちに、別のものを感じるようになった。


「ト、トイレっ」


そう、尿意だ。それが我慢できなくなってきたのだ。しかも、いつもより我慢が効きそうにない。

女は男よりも尿道が短いため、我慢が男よりも効きづらいと聞いたことはある。

たぶんそれだろう。


そのため俺は、股を閉じてもじもじと尿意を我慢しながら、女になって初めてのトイレに向かったのだった。


トイレしているところも聞きたいって?


ト、トイレの中のことは割愛させてくれっ!






トイレを済ませた俺は、まだ朝というにも関わらず、疲れ果てて、ベッドでふて寝していた。


でも、いつまでもくよくよしてしまっては、それこそ孤独死してしまう。それは俺的にも社会的もダメだ。

そこで俺は、今必要なことを考えて、出来るものは早めに実行することに決めた。


先ずはこの格好を何とかしたい。

女になってしまったため、やはり男の時のサイズ感だと服がぶかぶかで合っていない。そのため早めに揃えたいところだが、ニートの俺にはそんなことに金を出すことも惜しい。

結果、ずり落ちるぶかぶかのズボンとパンツを脱いで、半袖のぶかぶかTシャツを被って、ワンピースもどきにしてその場をしのぐことにした。


では次に行こう。エルフについてだ。


調べてみたところ、色々なサイトにエルフの情報が載っていたが、気になったのはご飯についてだ。

他にも金属がダメとか色々書かれてはいたが、この部屋にいるかぎり、大丈夫そうだと思ったため、割愛させていただこう。


さて、ご飯についてだが、エルフは果実や野菜のようなものを好んでいて、肉などが苦手と書かれているものがが多かった。


それを今試したいと思う。といっても、アニヲタでニートの俺は、家ですることといえばゲームをするかアニメを観るかのどっちか。料理なんてからっきしだ。それであってカップラーメンばかり食べていたために、家に食材と言える食材がないに等しい。あるのはバナナだけ。

そのため、肉に関してはネットで安いものを注文して、夜ご飯に回すことに決めた。


結果的にお昼ご飯は、バナナを食べて終わらすことにした。


因みに、バナナは美味しかったです……

今日できたらもう一話ですかねぇ。

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