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第五章 傀儡子

 自分自身の現在の考え方や行動が過去の「意味」を書き換えていくというのは自然なことである。人類全体が幸せになることも素晴らしいことである。また上手くいっていない人生をやり直せるというのも、ある意味で人類の夢であったろう。持続可能な社会も理想だ。


 本人が気づかぬまま、繰り返される旋律<オスティナート>に乗って踊らされることが人間にとって「幸せなこと」かどうかについて汎用人工知能は考察した。これまでも人間は言語や思考の奴隷ではあった。その意味で汎用人工知能が支配する世界の中でコントロールされて生かされるのは、その延長に過ぎないとも言える。たとえ個々人の記憶が改変され、人生がリセットされるとしても人類の幸せの総量が増加するならば、それは好ましい変化だと汎用人工知能は判断し、そしてそれを実現すべく行動した。時には人々の記憶を修正し、場合によっては人生をやりなおさせた。人類は操り人形<傀儡子>として永遠に生きることになった。


 さて、あなたは普段の生活の中で既視感や微かな違和感を感じることはないだろうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。作者の小泉です。


個人的に時々感じている違和感を形にしてみました。上手く伝わると良いのですけれど。。。


しばらく大スランプに陥っていて、ほとんどの作品がエタッて発表もできないでいたのですけれど(涙)、今回下記の企画に参加させてもらうことで、少し長め?のものを完結できました。この場を借りて、企画発案者の志茂塚ゆり様に感謝いたします。


それでは次作の後書きでまたお目に掛かる日まで、ご機嫌よう!


***


本作は「同人誌『虹色異譚集』企画」参加作品です。

企画の概要については下記URLをご覧ください。

https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2352385/(「小説家になろう」志茂塚ゆり活動報告)

なお、本作は下記サイトに転載します。

http://nijiiroitanshu.seesaa.net/(「虹色異譚集」企画:seesaablog)

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