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困ったじいさんだ。
『ラブホテル行こう行こう』としつこい。
いい年して、オツムは空っぽなのだ。
マスターは言う。
『寧ろ、こういう人ほど天国に行くタイプだ』と。
『そうかも知れませんが、色情地獄に行く可能性もありますよ』と。
後日のり子は、この事実を師匠に話す。
『いるんだよ。そういう奴。どうしようもないんだよ。人間と言うより、本能のままで生きている動物に近い。いつまでに経っても進化しないんだよな。そういう人間っているんだよ。人間は平等平等って言うけど、そういったタイプも同じ人間として平等と見るのは、いかがなものだとは思うけどね(笑)』




