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『誰なの?と聞いても応えない。会えば分かる、とだけ…。この声の持ち主が、一体誰であるのか確かめたいんです。どうしても』
のり子は、時折、頭を左右に揺らしながら、何度も全身で身震いをして見せた。
『ここ寒いですね』
『暖房節約してるからね』
のり子はホットコーヒーを口に含みながら、再び話し始める。
『霊感のある人に聞いても、僕は透視能力はあるけど、それ以外はよく分からない、と言われたんです。このままだと私、慢性の精神疾患になりそうで…』
のり子は、荒々しい息をして、両手で頭を抱えた。
『吐き気はするし、食欲はなくなるし…』
マスターの目から見ても、久々に会ったのり子の姿は、やはり疲れの色を隠し切れないようにうつる。
自称18歳と名乗る今日のり子は、とても18歳には見えない疲労の色を隠せない。




