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テレパシー…?
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UFO喫茶店のカウンター席に腰掛けたのり子は、すがるようにマスターに尋ねた。
『毎日、変な声が聞こえるんです』
『どんな?』
『真剣に聞いてくれます?』
『僕はいつも真剣だよ』
マスターは笑顔を見せる。
『ノート一冊、持って来たんですけど。聞こえた声を全部ここに…』
のり子は、バックからノートを取りだし、マスターに見せた。
マスターはノートをパラパラとめくると、『ほう。これ、どれくらいの間で?』と言いながら、のり子を見つめた。
『約1カ月の間です。聞こえ出したその日から、直ぐにノートに書き留めておいたんです』
マスターは、眉間に皺を寄せた。
『テレパシーかな…』
『テレパシーですか…?』
『話をせずに、思いによって意思を伝える能力のことだ。誰か、見に覚えは?』
のり子は、躊躇いながら、『有りません』と応えた。




